@ 不破と-1
※不破と付き合ってる設定
【不破視点】
「愛生ちゃん、本当に大丈夫?」
自室のドアに鍵をして、ベッドに制服姿の愛生ちゃんを押し倒した。
「だいっ、大丈夫、です……!」
「ふーん? じゃあ遠慮なく」
明らかに強がっているだけだったが、俺も据え膳を放置できるほどの余裕はない。
顔を近づけると、愛生ちゃんはきゅっと口を閉じて、同じように目も閉じて身構えている。キス待ち顔たまんねえな。
至近距離から眺めて堪能していると、愛生ちゃんは何事もないのを不思議に思ったのかうっすらと目を開けた。その瞬間に唇を合わせると、もともとデカい目が驚きで見開かれた。
「んっ、ぅわ、せんぱーー」
「口開けて、舌出してみ?」
「した……?」
愛生ちゃんは控えめに赤い舌を見せた。
「そのままな」
「はい」
舌を出したまま律儀に頷いて返事をした愛生ちゃん。俺も舌を伸ばしてそれを絡めとる。
「んん、っん、ふぇ……」
片手で手を繋ぎつつ、空いている手で平らなお腹に触れると、愛生ちゃんはびくりと体を強張らせる。
「触っていい?」
もう触ってるけど 。一応聞くと愛生ちゃんはうんうんと頷く。
お腹に添えた手をゆっくり上に滑らせる。服越しに胸に触れて、その感触を楽しんでいた。が、
「……なあ、愛生ちゃんって、もしかして結構着痩せするタイプ?」
「へっ、ぅえ、と……わかっ、わかんない、です。普通、です……っ」
触られていることでそれどころじゃないのか、いつも以上にしどろもどろだ。
セーラー服の裾から手を入れて、再びその膨らみを確かめる。
「……悪ぃ。 正直、ぺったんこだと思ってたわ」
「えっ、なん……なんで……?」
「なんとなく?」
普段あれだけ二階堂にべったりだから、子供っぽいイメージがあったんだろう。しかし愛生ちゃんは兄離れしたいようだから、そんなことは言えない。
ともあれ、意外と体積のある胸を触っていたが、やはり服越しでは物足りない。
愛生ちゃんの制服を脱がす前に、先に俺がシャツを脱いで上裸になる。すると愛生ちゃんは慌てて起き上がったかと思ったら、なんと自分で脱ぎ始めた。
「! あ、あの、あんまり、見ないで……ください」
「いや、俺が脱がすつもりだったけど、これはこれでアリだな」
「えっ、あぅ、ごめ、ごめんなさい……っ」
愛生ちゃんは脱いだばかりのセーラー服を着直した。
「不破先輩、ぬ、脱がしてください!」
「そうきたか……そうくるかよ……!」
真っ赤な顔でそう頼まれて、断る男はいないだろう。