幕間
※義勇さんが煩悩まみれです。
【義勇視点】
清藤が俺の屋敷に住み始めて1週間。
明け方に任務を終えて帰宅すると、清藤はすでに布団で眠っていた。
俺の布団も隣に敷かれていることに気づくと、なんとも言えない気持ちになる。清藤は俺と共に寝ることを受け入れてくれたのだなと実感した。
ともあれ清藤を起こさないよう静かに着替えと風呂を済ませ――俺のために沸かしておいたのか、まだ十分に温かかったことに驚いた――、床につく準備を終える。
……ほんの出来心と言ったら、殴られるだろうか。
俺は自分の布団を通り越して、清藤の布団に潜り込んだ。
手を出そうなどと考えているわけではない。だが、触れたいとは思っていた。
「ん、なに……」
「なんでもない。寝ていろ」
「んん……?」
添い寝まですればさすがに起こしてしまいそうになったが、背中をゆっくりあやすように叩いていると清藤は再び寝息を立て始める。
清藤はいつも凛としていてかっこいい。
顔立ちも美しいが、今のところよく見るのは怒った表情だった。だからこそなのか、時折見せる笑顔に俺は動揺してしまう。
清藤の寝顔を見るのは初めてだった。すごく、可愛らしいと思う。
堪らず清藤の頭を胸元に抱き込むと、もぞもぞと動かれる。締めすぎたかと思い慌てて腕を緩めると、寝やすい体勢を見つけたのかその動きは止まった。
止まったが、非常にまずい状況だ。
清藤の手足が俺の体に回されてしまった。俺は抱き枕じゃない。
俺も清藤をそっと抱き返すと、当然ながら体がより密着する。柔らかい。
……いや、まずい。何とは言わんが鎮まってくれ。
しかし先にくっついてきたのは清藤だ。
起こさないように気をつけつつ、清藤の背中や腰に手を添える。尻は……さすがにまずいか。
俺の昂りは清藤の腹に布越しに触れているはずだが、気づかないくらいに熟睡しているらしい。
本当にどうしたらいいんだこれは。
「……拷問だ……」
結局、俺は一睡もできないまま朝を迎えた。
*****
障子越しの空が白み初めた頃。
清藤は目を覚ました。
「ん…………えっ」
そして案の定この状況に驚いているようだ。
「おはよう」
「お、はよう」
「よく眠れたか」
「え……うん」
「そうか。俺は一睡もできなかった」
「いや、どういう状況、これ……っ」
離れようとする清藤を抱きしめ固定する。
「お前が先に抱き着いてきた。だから……いいのだと思った」
「いいって何が!?」
顔を赤くしてそんなことを聞くとは、本当は清藤も理解しているのだろう。
「お前はよく、
結局俺は辛抱堪らず清藤に覆いかぶさり、その先は何と言えばいいのか……いや、そうか、これだ。
完食させてもらった。