B-2
@親友自慢
【黒子視点】
橙堂#name4#。身長190cm、体重80kg。誠凛高校1年生。
趣味は読書と筋トレで、特技はテト〇ス、プラモデル作り、料理、裁縫などとにかく手先が器用。
部活は中学のときと同じラグビー部で、入部の動機は"全力を出してみたかったから"という少年漫画のキャラクターみたいな理由だった。
誠凛に入学した理由も、強豪で順当に勝つより無名校から勝ち上がる方が燃えるからだという。
性格はいたって温厚で、どちらかというと親しみやすい。ちなみにほとんどの人が彼に抱く第一印象は"爽やかイケメンスポーツマン"である。
普段の人柄と部活でしか見せない気迫とのギャップが大きく、そこが魅力なのか異性にはとてもモテる。顔立ちが整っているのも理由のひとつだろう。
しかし彼自身は恋愛事には奥手なようで、よく青峰君なんかにはグラビア雑誌片手にからかわれて真っ赤になったりしていた。そこのギャップも彼の魅力である。
長所はいくら挙げても挙げきれないけれど、短所を強いて言うなら無防備なところだ。彼は自分の魅力を理解していない。
そんな基本的に誰とでも仲の良い彼だが、彼の一番の親友はこのボク、黒子テツヤだ。
「…………黒子。その話、今月入ってからもう3回目だぞ」
「そうでしたっけ?」
練習後、ボールを磨いていたボクの向かい側では、同じくボール磨きをする火神君と降旗君、小金井先輩が呆れ顔をしていた。
ボクは#name4#君を何度見ても飽きないせいか、何度も同じ話をしてしまっているらしい。
「どんだけ橙堂のこと好きなんだよ……」
「いえ、今日は#name4#君が部活で昼休み会えなかったので、禁断症状が」
この中で#name4#君と話したことがあるのはボクと火神君だけだが、ボクがよく話をするためかバスケ部では#name4#君は有名人になっていた。
しかし新設校の割に生徒数の多い誠凛はクラスの数もそれなりで、#name4#君と同じクラスの1年生はバスケ部にはいない。
「つか、なんでバスケ部には誘わなかったんだよ。橙堂デケーし、スポーツ得意なんだろ?」
「小学生のころからスクールに通ってたみたいで、ラグビー以外は考えてなかったと言ってたので」
「ふーん。てかスクールとかあるのか」
「でも#name4#君バスケ上手なんですよ。体育の授業でしか見てないですけど」
「へー、もったいないな」
「ちなみにボールを持ってる人にタックルできないのが耐えられないらしいです」
「こわっ」
「もうオレ、橙堂がなんなのかわかんねえ……」
「はぁ……早く#name4#君に会いたいです」
「お前、ほんとアイツのことになると性格変わるよな」
「そうですか? あまり自分じゃわからないですけど」
「いや、変わりすぎだって」
その後
「週末は特に憂鬱ですね。土日の間は#name4#君と会えませんし」
「まあボク、今日から#name4#君の家に泊まりに行くんですけど」
「お前なんなの!?」