帝統とB
それ以前の問題ってのはなんてことはない、俺が実の姉である百々子のことを姉としてだけじゃなく女として好きだからだ。
なんでだろうな、昔はそんなことみじんも思わなかったのに。シブヤに住みついて一人になってからだった。
今となっては俺の周りには乱数や幻太郎がいるけど。
やたらとモテる乱数やファンの多い幻太郎。俺に声をかけてくるやつなんて滅多にいねえし、そんな気分にもなれなかった。
「おーいだいすくーん」
「……へ?」
「今日はなんだかぼーっとしてるね。大丈夫? 賭場行く?」
「や、賭場は行きてえけど……ぼーっとしてたか?」
「してたよ。昼間からなんか物思いに耽ってる感じ」
「あ〜マジか、わりぃな」
「別にいいけどさ。お年頃なんだろうし……」
「ばっ、お年頃ってなんだお年頃って! そんなんじゃねぇよ!」
くだらねえ言い合いすんのも好きだけど、弟扱いされてんのがわかって微妙な気持ちになっちまうんだよな。