帝統とA
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イケブクロの高い焼肉屋で昼間から酒を飲む百々子。まあ俺もだけど。
「今更だけど車どうすんだ?」
「今日は乱数のとこ泊まるから大丈夫だよ。あ、シブヤまでの電車賃くらいは出すから安心してね」
「はぁ!? 泊まっ……?」
乱数んとこ泊まるってマジで言ってんのか!?
「えっ、なに?」
「泊まるってお前……」
「え〜やだな帝統ってばいやらしいこと考えてる」
「いやだって乱数だぞ!?」
「なら帝統も来る? 乱数がいいって言えばだけど」
「……その手があったか!」
乱数や幻太郎には百々子とは幼馴染だと言っているからまあ問題ない。はず。だいぶ怪しまれたけど。あいつらも追及してこないし。
「クソ、俺今スマホ持ってねえ! 連絡してくれ、お願いします!」
「はいはい」
俺はこんなだから百々子とは連絡先の交換もしていないんだよな。
うっかり百々子の連絡先が賭場で広まっても困るし。
「……ん、乱数、帝統も来ていいって。良かったね」
「よっしゃ! さすが乱数だぜ」
「そんなに心配だったの?」
「心配っつーか……お前が遊ばれたりすんのが嫌なんだよ」
「ふーん。じゃあ帝統は遊んでないんだね」
「? 当たり前だろ?」
「えっ。……なーんだ、安心した。女の子に泊めてもらったりして、"お礼は身体で"……とか言ってるものとばかり」
「しねーよ! お前は俺を何だと思ってんだ」
いくらポッセのファンだろうとタカったりはしねえ、っていうかそれダセェだろ。
……まあ、それ以前の問題なんだけど。