Machiaveliste主の娘とデイビット
▽デイビットと名前の娘の名前が出てきます。名前変換の名字の欄に女の子の名前を入力し変換をしてからの閲覧を推奨します。
或る休日の昼下がり。
妻である名前が外出している為暇を持て余したデイビットが、リビングにてソファに腰掛けながら本に視線を落としている。
娘の名字も母の不在に暇を持て余しリビングのラグに寝そべってクロスワードパズルを解いていたが飽きが来たのかペンを放り投げ、デイビットの隣に腰掛けて手元を覗き込む。
「ねーお父さんなに読んでるの?お話ししよう」
「聞いてやるから話してみろ」
「じゃあ本読むのおしまい」
デイビットの手から分厚い書物をふんだくり勢いよくテーブルの上へ放り投げる。
デイビットは瞼を閉じてため息を漏らす。
「お父さんにしか相談できないことがあるの」
「なんだ?」
「お母さんの肌剥ぎたいって思わない?」
「思わない。どういう感情なんだそれは」
デイビットは娘の突飛な願望に困惑している。
「幼稚園とかバレエのレッスンとか、お母さんと離れ離れになっちゃうのが寂しいの。だからお母さんの肌を剥いでお人形に貼り付けて幼稚園に持っていけば寂しくないでしょ」
「肌を剥がれた剥き身の名前はどうするんだ?肉が露わになって血を滴らせた母親でいいのか」
「私がおうちに帰ってきたら肌を貼るの」
「おまえはオレに自分が帰ってくるまでそんな状態の名前と二人で過ごせというのか」
「そんなお母さんのことも好きでしょ?」
「まあ…いや、そもそも人は肌を剥がれた状態ではそう長くは生きられない」
「今更気付いたの?全部“できたらいいな”っておはなしだよ」
「そうか。分かっているならいい」
テーブルの上に置き去りにしていたココアを口の周りを汚しながら飲む名字。デイビットはテーブルからティッシュを取り名字の口を拭ってやる。
「そういえば、幼稚園の友だちがお父さんのことかっこいいって言ってたよ」
「そうか」
「お父さんがかっこいいならお父さんに似てる私もかっこいいってこと?」
「オレとしてはおまえは名前に似ていると思うが」
「でも先生にもお父さんに似てるって言われるよ」
「日本人から見れば目鼻立ちがはっきりとしているおまえの顔はオレに似て見えるのかもしれないな」
「じゃあお父さんと同じでかっこいいってこと?」
「それを肯定するとオレが自身を格好良いと言っているようで複雑だが、確かにおまえは顔の造形が他と比べて整っている上知的な顔立ちをしている。簡単に言えば美人だ」
「え〜…私びじん?」
「美人だよ」
「ふへ、ありがとう!お父さんもかっこいいよう」
「そうか、ありがとう」
「私、お母さんの事大好きだけどお父さんの事も同じくらい好き」
「バレエ教室に迎えに行った時は不服そうだったが、あれはオレの見間違いか?」
「みまちがいだよ」
向かい合う形で抱きつきデイビットの胸に頬を擦り付ける名字。
同時にリビングの扉へ視線を向ける二人。
程なくしてフローリングを踏む足音が聞こえ、帰宅した名前がリビングの扉を開く。
「おかえりなさい!」
「ただいま〜…って、えぇ?ちょっとそのままにしてて(鞄からスマホを取り出してシャッターを切る音)」
「何故撮る」
「だって昼間からデイビットに甘えてるの珍しいから」
「お母さん!はやくすわってよう」
「はいはい」
名前は愛娘に促されるままデイビットと名字の傍に腰掛ける。
「予定より早かったな」
「元々そんなに長居するつもりもなかったからね。赤ちゃん可愛かったよ。名字も一緒に来なくてよかったの?」
「あかちゃん好きじゃないし」
「またそんなこと言って…もし妹か弟が出来たらどうするの」
「いじめる」
「虐めちゃだめ」
返事をしながらもぞもぞと身を捩り名前の膝へ移動する名字。
「あのね、お父さんが私の事びじんだって言うの。お母さんもそう思う?」
「勿論。この世で一番の美人だよ」
「ふふふ、お母さんもかわいいよう」
「ありがとう」
「肌剥ぎたくなっちゃう」
「肌剥ぎたくなっちゃう?」
「そんな目でオレを見るな。オレは何も吹き込んでいないからな」
◎娘はママが一番好きだけど話が合うのはパパなのでママがいなくて暇なときはパパとおしゃべりしてるみたいなのが書きたかった