幕間 壱



 熱さも寒さも彼岸までっていいますけど、日が暮れてもまだまだ暑いですね。その恰好見てるだけで暑くなる……。

 ん? なんですか?
 ああ、さっきの。いや、千歳っていうのは厳密にいうと全然違くて、ええと、なんていうか。

 つまり、野菜すら吸血鬼になるような世界なんですし、タイムリーパーがいても、おかしくはないでしょう? って話です。

 あっ、さては信じてませんね? わかりますよ、顔に書いてありますもん。
 今から話すことは、絶対みんなに内緒ですよ。内緒ということはつまりみんな知ってるのじゃ=Aとか言い出したら怒りますからね。

 えーと、じゃあ……どこから話そうかな。やっぱり順を追った方がいいですかね、こういうのは。一部脚色や主観、記憶補正が入りますが、そこは何卒ご了承を。なにせどっかのトンデモ爺さんと違って、ごくごく平凡な脳の作りをしているもので。千年分の記憶を余さず記憶するとか、さすがに無理すぎですからね。

 始まりは、そうですね。

 ロナルドに恋愛相談を持ち掛けられた時かな。
 その日から、私のすべてがおかしくなっちゃいました。
 
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