GUNDAM
修正できない愛の形
※ カオス!半分ギャグ!でも甘いのもある
「カミーィィィィユゥゥゥゥッ!!!」
廊下を移動していると、カミーユの美しいお尻が目に入った。
ターゲットをロックオンしたらやることはひとつ。私はカミーユめがけて大きくダイブっ!
「はふんっ!」
残念、失敗!残り数センチのところでカミーユのアッパーが決まった。畜生惜しかった。
だけど殴られるのもまたいいですなあ。
「何度も言ってるだろ!来るな!近づくな!顔も見せるな!!」
「か、カミーユに罵倒されてる……カミーユハアハア」
「もうやだこいつ」
カミーユのアッパーのせいで曲がった顎の骨をムリヤリなおす。割と痛いけど、カミーユが原因だと思うと快楽に変えられそうですね。
カミーユかわいいよカミーユハアハア。振り向いた顔もまたステキです。そして私のために寄せた眉間のしわもまたステキ!
「まったく……何度も何度も殴ったって来るんだからな」
はあ、と溜め息をつくカミーユ。カミーユの吐く息になりたい。
「それくらいカミーユのことが好きなんだよ。だから太もも触らして。二の腕でもいいよ」
「断る」
即答でした。
「カミーユったら、そうやって私を虐めて楽しんでるのね。もう、どSなんだからぁ。そこも含めて愛おしいけどね」
「……いい加減にしないと本当に怒るぞ」
「せめてお尻を……」
言い終わる前に、言葉に言い表せないくらいの鉄拳が私を襲った。
私は(無重力空間なのに)ぐるぐると宙を舞って床に叩きつけられた。そして起き上がる暇なくカミーユが上に乗ってくる。……乗ってくる!?
画面一杯に広がるカミーユ!目の前がカミーユオンリー!この際恐ろしい形相とかどうでもいい!私今死んでもいい!!
ああ、この馬乗りポジショニング、今から私を犯すのね。同人誌みたいに。同人誌みたいに!
「修正してやる……!修正してやる!」
「我々の業界ではご褒美です!!!」
******
「ふふふ……計画通り」
顔中あざだらけ鼻血も拭き取らないまま私とカミーユは反省室行きにされた。
まあ、全っ然反省になってないし、むしろフィーバーですけどね。だって無条件にカミーユと2人きりだよ?これを幸せと言わずなんという。
「ハアハア……カミーユが同じ空間にいる……しかも暗闇の中……ハアハア……おっと鼻血が」
ぢゅるる、と鼻血を吸う(本来鼻血すするとかやったら駄目だけど)。
……あれ?カミーユからの反応がない。
そんなに怒ってるのかな、反省室行きにされたこと。いつもなら「おまえのせいで俺も反省室行きになった」とか言って怒るのに。(ちなみに私に『興奮してドン引きされた』という考えはない)
そう疑問に思っていると、ふいに、カミーユはぽつりと呟いた。
「……そんなに好きなのか?俺のこと」
カミーユのことを?
もちろんじゃないか。私は即答した。
「うん、大好き!」
「スイに散々暴力を振るっているのに?」
「それでも好きだから、今でも追いかけてるんでしょう?」
「……………」
また、静かになった。
……さっき、私かなり大胆な発言したよね?大好きって堂々と言っちゃった。きゃ、恥ずかしい(ちなみに私は鼻血だしたり興奮したりすることが恥ずかしいと考えたことはない)
さて、どうしたものかと考えていると、唇に温かいものが触れた。
それはすぐに離れた。知っている感覚。これは、キスだ。
「カミーユ……」
私は頭が真っ白になった。
だって、2人しかいないこの空間で、私にキスできる人はひとりしかいないから。
「まだ全部、認めたわけじゃないからな」
カミーユの肯定ともとれる言葉が聞こえる。さっきよりも、すごい近い距離で。
ああ、感動で体がふるえてきた。
カミーユ…………。
「このまま初夜に移るのね!」
「は?」
「ああ、ようやくカミーユもデレるようになったのね……暗闇の中でやろうなんて、案外ムッツリさんなのね。子供はできるだけ沢山欲しいし、そうねえ、ざっと15人くらいかな。これはその第一歩だよね!さあカミーユ!私を押し倒しなさい!!!」
鋭いパンチが頬にヒットした。
「今日という今日は手加減無しだ!暗黒の世界に戻れ!そして二度と帰ってくるな!!」
「ありがとうございます!!!」
その後、30分くらい殴られ続けたがブライト艦長がカミーユを無罪放免にしたため、私1人だけが閉じこめられることになった。
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突発的に書きたくなった。なんでだろう。
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