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「あ…ありがとうございます!」

次の日の早朝…婆さんが、俺達のところにコンパスを持って来てくれた。
見た目にはどこにでもあるコンパスのようだが、なんでもそのコンパスはアレクシスの居る方向を示すらしいんだ。
しかも、アレクシスに近付けば近付くほど、発光するらしい。



「無事にみつかるとええな。」

「本当にありがとうございました。」

「サンドラさん、どうもありがとうございます!」

「おまえも早く呪いを解いてもらえるとええな。」

「え…あ、ははっ……」

俺には笑うしかなかった。
本当に早く解いてほしいもんだ。
そして、エリーズと早く結婚したい…!
でも、そのためにはまずはアレクシスをみつけなければ…



「では…本当にお世話になりました。」

「気をつけてな。
また良かったらいつでも遊びに来るがええぞ。」

婆さんは機嫌の良い顔で手を振ってくれた。
俺達も同じように手を振った。
良い魔女に当たって俺達は本当に運が良かった。




「ユリウス、早速コンパスを使ってみようぜ。」

「そうだな。」




ぱちんと蓋を押し開ける。
するとコンパスの針が勝手に動き始め、一定の方向を指した。
確かに、これは普通のコンパスではなさそうだ。




「アレクシスはこっちだってことだな。」

俺達は、コンパスを信じ、その方向を目指した。



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