2026 06/19

[chapter:嬉し恥ずかし初体験]





その日、マスター藤丸立花はドキドキしていた。ベッドに座りはしているものの、落ち着かないのか、そわそわしている。
そんな時、部屋に来訪者が来た事を知らせるチャイムが鳴った。立花が慌ててモニターを確認すると、そこには軽装のマンドリカルドがいた。待ち侘びた相手に立花はパッと顔を輝かし、ロックを解除する。
「こんばんは、マスター」
「いらっしゃい、マンドリカルド。待っていたよ」
挨拶してくるマンドリカルドに返事すると立花は彼を中に招いた。ベッドに座らせるとその隣に自分も座る。そして、いつものように話をし始めた。戦闘の話やカルデアで自分達がした話。二人は穏やかで楽しい時間を過ごす。
そんな中、ベッドの上に置かれていた立花の手にマンドリカルドが自分の手を重ねてきた。びくり、と立花が体を震わすと、マンドリカルドは慌てて手を退けた。離れて行く手が寂しくて、立花は追い縋るようにマンドリカルドを見る。すると、マンドリカルドは困ったような笑っていた。
「すんません。許可もなく、触れてしまって…嫌な思いをさせて、申し訳ねぇっす…」
「い、嫌じゃないよ!ただちょっとだけ、びっくりしちゃったんだ!!だから、大丈夫!俺もマンドリカルドに触れたいしね!!」
謝ってくるマンドリカルドに立花は慌てて叫ぶように言うと、彼の手を取った。そして、触る。自分よりも少しだけ逞しいそれに触れたり、握ったりし、嫌じゃないと伝える。
そんな立花に最初は驚いたからか、目を見開いたマンドリカルドだったが、立花が自分に触れるのが嫌じゃないと分かると、自分も触れるようになってきた。恐る恐ると優しく、労わるように慈しむように。愛しいという思いを込め、優しく何度も立花の手を撫でるように触れる。
そんなマンドリカルドが嬉しくて立花はパッと顔を輝かせた。にこにこと笑いながら、何度もマンドリカルドの手に自分の手を重ね、触れたりした。マンドリカルドも嬉しそうに笑いながら、立花に触れ続ける。好きな人に触れ合える喜びを噛み締めながら、お互いに優しく触れ合った。
そう。立花はマンドリカルドと付き合っていた。告白してお互いの思いが同じだと分かった二人は付き合うようになった。お互いの部屋を行き来し、ゆっくりと、だが着実に愛を育んでいった。
お互いに愛し合い、慈しみ合いながら、少しずつ仲を深めていった。キスもしたし、お互いの裸にだって触れ合った。体だって繋げた。その回数も、もう少なくない。
なのに、未だに立花は二人きりで触れ合えるだけで嬉しそうに笑う。マンドリカルドに触れられたら嬉しいし、マンドリカルドも立花に触れるだけで嬉しいのだ。
勿論、ここから少しずつ触れ合う面積は増えていき、最後は体を繋げて愛し合うが、こういう戯れも二人は好きだった。心行くまでお互いに触れ合い、そして、
「キスしても、良いっすか?」
「う、うん…」
マンドリカルドに尋ねられた立花は顔を赤くしながらも頷いた。そんな立花を見て、マンドリカルドは嬉しそうに笑う。
片腕を腰に回し、もう片方の手を立花の頬に添えると、そっと口付けた。触れるだけのキス。離れて確認すると、立花は顔を赤くしながらも嬉しそうに笑っていた。
立花が大丈夫なのを確認すると、マンドリカルドはまたその唇に口付けた。何度か触れるだけのキスを交わすと、薄く開かれた唇にそっと舌を入れ、深く口付ける。入ってきた舌は立花の舌に触れると優しく触れてきた。舐めたり絡めたりし、お互いに高め合っていく。
マンドリカルドが舌を引き抜くと、立花はすがるようにマンドリカルドを見つめた。強請るように青い目をとろとろと蕩けさせながら自分を見る立花にもう一度だけ触れるだけのキスをすると、マンドリカルドは立花を優しくベッドに押し倒す。優しく見つめながら、可愛い恋人を愛そうとすると、
「ちょ、ちょっと、待って!」
「え?」
慌てたように叫びながら、立花はマンドリカルドを止めてきた。そんな立花にマンドリカルドは目を見開いて彼を見つめる。嫌だったのか?と思い、口を開きかけるマンドリカルドだったが、それを察したのか、立花は慌ててマンドリカルドの口を自分の手で塞いだ。そして、
「き、今日は俺にも…させて!」
顔を真っ赤にさせながら、立花は叫んだ。恥ずかしそうに顔を赤くしながらも、勢いに任せ、また叫ぶ。
「お、俺が受け身なのは変わらないけど…その…き、君に…奉仕したいんだ…!俺も君を愛したいんだよ…!!」
その言葉を聞いた途端、立花の視界は赤く染まった。え?と思いながら目の前を見ると、
「う、うわーっ!ま、マンドリカルド?!大丈夫?!」
鼻血をだらだらと流すマンドリカルドがそこにいた。そんなマンドリカルドを見た立花は慌ててティッシュに手を伸ばしたのだった。
「すんません…鼻血を吹き出すなんて…我ながら、だせぇっすね…」
「そ、そんな事はないよ。驚きはしたけどさ。というか、ごめん。俺こそ、いきなり恥ずかしい事を言って…」
自分の鼻血の処理をすると、ベッドの淵に座って項垂れて呟くマンドリカルド。明らかに落ち込む彼の隣に座りながら、立花は必死に慰める。最初はわたわたしながらマンドリカルドを慰める立花だったが、言葉の最後は彼も落ち込んだのか元気が無かった。そんな彼を見たマンドリカルドは顔を上げて慌てて叫ぶ。
「い、いや、そんな事はねぇっすよ!むしろ、嬉しいっすよ、俺は!!興奮するあまり、鼻血が出るくらい、嬉しかったっす!」
「う、うん…そっか…嫌じゃないなら、良いんだ…君に嫌われなくて良かったよ…」
マンドリカルドもわたわたしながら叫んだ。必死になりながら、自分の正直な気持ちを話し、立花を励まそうとする。そんなマンドリカルドの気持ちが嬉しくて、立花はにこりと笑った。何とか嬉しかった気持ちが相手に伝わったと分かったマンドリカルドも笑う。
「でも、何で急にそんな事を言い出したんすか?あんた、こういうのをするのは俺が初めてだし、いつも恥ずかしがるじゃないっすか。いや、喜んでいるのは分かるから、俺もするんすけど」
「じ、実は…」
マンドリカルドが不思議そうに尋ねると、立花は顔を赤らめた。もじもじしながら、ぼそぼそと話し出す。
曰く、いつも自分を愛してくれるお礼がしたい、俺を愛してくれる君みたいに、自分も君を愛したい。だから、君に奉仕をしてみたい、と。
「その…俺に奉仕する君ってさ…凄く嬉しそうな顔をしているんだよね…なんていうか、こう…俺が喜んでくれるのが、嬉しくて堪らないって感じにさ…俺、君のそういう所も好きなんだけど…だからこそ、俺も君にしたいっていうか…君に喜んで貰いたいっていうか…」
「ん…!」
可愛い過ぎる表情で可愛過ぎる事を言う恋人にマンドリカルドは口を力一杯閉じ、何かを耐えるように呻いた。慌ててティッシュを一枚取ると、それで鼻を抑える。ティッシュは僅かに赤く染まっていた。
何だ、この可愛い生き物は。あ、俺の恋人か。俺の主人で恋人でしたね。可愛過ぎるくらいに可愛い俺の恋人でしたね。
マンドリカルドは割と本気でそう思った。また立花に仕留められちまったな、なんて馬鹿な事も考えるマンドリカルド。そんな彼の様子を見た立花は心配になって声をかけると、マンドリカルドは大丈夫だと答えた。
「あんたの気持ちは分かりました。そんで、俺は嬉しいとも思ってるっす。でも…」
そこまで言うとマンドリカルドは困ったように笑いながら言った。
「あんたはそんな事をしなくていいんすよ、立花。俺がしたいから、しているだけっす。無理しなくてもいいんすよ?」
「む、無理なんかしていないよ!お、俺もしたいから、言っているんだよ、マンドリカルド!!」
自分に優しく言ってくるマンドリカルドに立花は慌てて叫ぶ。自分だってしたいんだという本心を伝えるべく、恥ずかしい気持ちを堪えて。
「お、俺だって、君に何かしたいんだ!こ、こういうのは君としかした事ないから、下手だろうけど…俺だって君に喜んで貰いたいし、君を愛したいんだよ!!だ、だから…!」
顔を真っ赤にさせながら、立花は軽く頭を下げて言った。
「さ、させて…下さい…!」
「んん…!」
顔を赤くしながら、頭を下げて頼み込んでくる立花が可愛すぎてマンドリカルドはまた呻いた。可愛過ぎる恋人に対し、マンドリカルドは胸一杯に愛しさと嬉しさを感じる。そのせいで座に還りそうになるのを必死に耐える。
「お、俺はあんたのサーヴァントっすが…あんたの恋人でもあるんで…その…よ、宜しく…お願いします…」
マンドリカルドは座に還りそうになるのを耐えながら、何とかそれだけ答えるのだった。
「じゃ、じゃあ…させて…いただきます…」
「う、うす…」
お互いに裸になると、立花はベッドの端に腰掛けるマンドリカルドの前に座り込んだ。恐る恐る大きなそれを掴み、口を近付ける。
「ん…」
ちゅ、ちゅと吸い付き、舌で先端を舐める。マンドリカルドが自分にしてくれる時の事を思い出しながら、必死に奉仕する。そんな立花をマンドリカルドはじっと見下ろし続けた。自分に必死になって奉仕してくれる立花が嬉しいのか、灰色の瞳は欲を孕みながらも緩んでいる。そんなマンドリカルドに喜んでくれている!と立花は嬉しくなり、ますます奉仕していく。
「ん…ふ…」
先端の奉仕が終わると立花は竿へと移動した。自分とは違い、太くて硬いし、血管も浮き上がっている、それ。俺、こんな凄いのを毎回受け入れているのかと思うと同時に、こんなに下手くそなのに、こうなるくらいに喜んで貰っているという事実が嬉しくて、立花は竿へと舌を這わせた。
「ん…こう…かな…?」
確か、いつもマンドリカルドは自分のこの辺を舐める時はこうしていたな、と記憶を辿りながら、立花は奉仕していく。下から上へと舌で竿を舐め、必死に奉仕する。
すると、マンドリカルドのそれから先走りの液体が出てきた。それを見て、立花はまた嬉しくなった。ちゃんとマンドリカルドが感じていると目に見えて分かったからだ。竿を下から上へと舐め、必死に奉仕する。
すると、先走りは更に溢れた。とぷりと溢れたそれは猛るマンドリカルド自身を濡らしていく。それが何だか勿体無いなと思った立花はまた先端に戻った。
先端を口の中に招き、吸い付く。ちゅうちゅうと吸い付きながら、溢れるそれを飲み込んでいく。その苦さにちょっと困りながらも、それでも好きな人が自分の拙い奉仕で喜んでくれる証だと思うと嬉しくて全部飲み干したかった。たまに流れるそれを追いかけるように竿のそれを舐め取りながら、立花は奉仕を続ける。
そんな立花をマンドリカルドは嬉しそうに笑いながら、熱の籠った目で見つめ続けた。今にも爆発しそうな下半身を押さえ込みながら、奉仕してくれる恋人を見つめる。
はっきり言おう。立花の奉仕は下手くそである。だが、それでも立花は必死になりながら、マンドリカルドに懸命に奉仕した。必死になってマンドリカルドに喜んで貰おうと頑張っている。そんな立花をマンドリカルドはいじらしく思い、また愛しくも思った。
こんなにも自分を愛し、そして自分を喜ばそうとしてくれているのだ。嬉しくない訳がない。それに下手くそだというのも、マンドリカルドは嬉しい。自分以外にはした事がないという証拠でもあるからだ。そんな立花がマンドリカルドは可愛くて仕方ないし、愛しいのだ。
嬉しくて胸が一杯になる。立花も自分が好きで愛しているんだと分かり、今までにない程にマンドリカルドは幸せを感じる。
「ん…立花、すげぇ嬉しいっすよ…ありがとう…」
幸せを感じながら、マンドリカルドは自分に必死に奉仕してくれる恋人の頭を撫でて褒めた。すると、立花はぱっと顔を輝かした。褒めてくれたマンドリカルドは本当に嬉しそうにしていたからだ。頭を撫でながら、感謝の言葉を聞けたのだって、嬉しい。
更に恋人を喜ばせようと立花は頑張る。マンドリカルドは手でもしてくれたのを思い出し、竿を擦りもする。舌で奉仕しながらだから、上手くいかないが、それでも下手くそなりに頑張り、懸命に奉仕した。
マンドリカルドのそれを更に口の中に招き、ちゅうちゅうと吸い付く。マンドリカルドのそれは自分のよりも遥かに大きいから、途中までしか咥えられない。だから、咥えられるだけ咥えると立花はちゅうちゅうと吸い付いた。口の中に入らなかった下の方は手で擦りながら、懸命に奉仕し続ける。
すると、マンドリカルドのそれは更に硬く大きくなった。溢れ出る先走りも多くなった気がする。それを立花は嬉しく思いながら、先走りを飲み込み、懸命に奉仕を続けた。
すると、更にマンドリカルドのそれは硬く太く大きくなる。そんなマンドリカルドのそれに立花はなんか、いつもより大きいような?と思いながらも、懸命に奉仕し続けた。恋人にもっと気持ち良くなって貰おうと必死に奉仕を続ける。
だから、立花は知らなかった。そんな立花にマンドリカルドは嬉しさに胸が一杯になりながらも、立花を気遣えない程に興奮していた事に。暴発しそうな自身を必死に抑え込みながら、自分に懸命に奉仕する恋人を見つめる灰色の瞳に激しい欲を込め、見つめていたなんて。
「あ、やべ…!立花、もういいっすよ…!!」
「あ…!」
ギリギリで我に返ったマンドリカルドが慌てて奉仕を止めさせようと立花の口からそれを抜こうとしたが、時既に遅し。引き抜けはしたが、あまりにも興奮し過ぎて暴発してしまった。白濁とした液体が立花の顔を汚す。
それを見たマンドリカルドは慌ててウェットティッシュに手を伸ばしながら、叫んだ。
「す、すまねぇっす、立花!顔を汚しちまって…!!」
内心、自分のそれで恋人を穢した事実に興奮しながらも、マンドリカルドは必死になってそれを抑え、ウェットティッシュで立花の顔を綺麗にしていく。そんなマンドリカルドを立花は嬉しく思いながらも、少し残念に思った。
ちょっとでいいから、マンドリカルドの精液を飲みたかったな、と。きっと苦くて仕方ないだろうけど、でもマンドリカルドが自分の奉仕を喜んでくれた証だから、飲みたかったな、と思ったのだ。
「あんたって人は…!」
「だって…嬉しかったし…」
立花がそれを言うとマンドリカルドは額を手で抑えながら、呟いた。そんなマンドリカルドに立花は顔を赤くしながら、ぼそぼそと呟く。恥ずかしそうにしながらも、マンドリカルドのそれを飲めなかったからか、ちょっと不満そうだ。
そんな可愛い顔をする恋人にマンドリカルドは更にぐっときた。また反応した自身に呆れ返りながらも、マンドリカルドは座り込んだ立花の両脇の下に手を差し込むと抱え上げ、ベッドまで持ち上げる。
「俺にも、お礼をさせて欲しいっす」
「あ…」
立花をベッドの上に座らせると、マンドリカルドはそう言って優しく押し倒した。それに軽く声を漏らしながらも立花はおずおずとマンドリカルドの首の後ろに回す。そんな立花を褒めるように唇に軽く口付けるとマンドリカルドはいつものように恋人を愛し始めた。恋人の体を優しく愛撫し、自身も懸命に立花に愛を伝えたのだった。
「ふぁ…ぁあ…ん…!んん…ふぅん…!!」
口で前に奉仕しながら、手で後ろを解してくるマンドリカルドに立花は吐息を漏らしながら甘く鳴いた。さっきの立花からの奉仕にまだ興奮しているからか、今日はいつもよりも激しい。的確に弱点を攻め、激しく愛してくるマンドリカルドに立花は身悶えながら鳴く事しかできない。
「も、もう…!」
それだけ言うと、立花は欲を吐き出した。すかさず、マンドリカルドはそれを飲み込む。マンドリカルドはサーヴァントだからか、立花のそれを甘い感じるし、また美味くも感じる。体を移動させると、マンドリカルドは立花の両足を抱える。
「立花」
「あ…」
ひくつく後孔にそれの先端が押し当てられる。いつもよりも大きなそれにびくり、と震える立花だったが、体は正直だった。早く欲しいとばかりに強請るように後孔がひくつく。
「挿れていいっすか?」
「ん…来て、マンドリカルド…」
確認するように尋ねるマンドリカルドに立花はこくり、と頷いた。それを見たマンドリカルドはそれをゆっくりと中に挿入してくる。自分の奉仕のせいでいつもよりも興奮しているからか、それはいつもよりも大きくて硬かった。だから、ちょっと苦しかったけど、でも同時にそんなマンドリカルドが嬉しくて立花の胸がきゅんと甘く高鳴った。
「ん…どうします?ちょっと、馴染ませてからにするっすか?」
「う、ううん…し、しなくていい、よ…お、俺も…早くしたい、し…」
自分でも自身の状態が分かるからか、それとも少しだけ苦しそうな顔を立花がしたからか、マンドリカルドは尋ねてきた。耐えるのが辛いからか表情を歪めながらも気遣う恋人に立花の胸はまた高鳴る。辛いのに自分を思い、こんなにも優しくしてくれる恋人に立花はまた胸が一杯になる。顔を赤くし、恥ずかしそうにながらも、立花がしどろもどろに答えるとマンドリカルドはまた嬉しそうに笑った。
「じゃ、遠慮なく…」
「ん…ん…!」
それだけ言うとマンドリカルドは動き出した。立花を気遣うように優しくゆっくりと。本当は滅茶苦茶にしたいだろうに優しく愛してくれるマンドリカルドに立花はまた胸が一杯になる。幸せで脳内がとろとろと蕩けていく。
立花はこの愛され方が好きだった。この愛され方だといつもよりもマンドリカルドの愛を実感できるし、何よりマンドリカルドを長く感じられる。たまに激しくしたくなる時は恥ずかしい気持ちを抑え込み、正直に言ってするが、基本はこのやり方だ。大好きな人に大好きなやり方で愛され、立花は幸せを感じながら、同時に自分を愛してくれる恋人を感じる。
「ん…!あ…ぁん…!!きもちい…きもちい…!気持ち良いよぉ…マンドリカルドぉ…!!」
甘く鳴きながら、幸せそうに堪らなそうに体をくねらす立花。嬉しいからか、中もきゅう、とマンドリカルドを締め付ける。そんな立花にマンドリカルドは顔を顰めさせた。
「く…!立花、あんま煽らないで欲しいっす…!!今、必死で抑えてるんすから…!」
「あ…もういい…もういいよ…!俺も…君がほし…!!」
眉を寄せて耐え、呟くマンドリカルド。そんなマンドリカルドを気遣い、立花はそう言う。大丈夫と伝えるように誘うように甘えるように腰をくねらすと、マンドリカルドはまた眉を寄せた。
「くそっ…!可愛い…!!」
「あっ…あっ…!はげし…激しいよぉ…っ!!」
呟くと、マンドリカルドは抽送を早めた。がつがつと貪るように攻め立ててくる恋人に立花は少し眉を寄せるが、それだけ。こんなにも自分を求めてくれていると分かるから、これだって立花は嬉しい。
甘えるようにマンドリカルドの腰に足を絡ませ、腰を擦りつけると彼は更に激しく立花を求めた。足を抱えたまま、体を折りたたむように曲げると更に攻め立ててくる。
あまりにも激しく愛してくる恋人に立花の頭は真っ白になった。自分に愛され、幸せそうに蕩ける恋人が可愛くて仕方なくて堪らなくて、マンドリカルドはその唇に口付ける。薄く開いた隙間から舌を入れて絡め、中を愛撫し、吸い付く。
「ふぁ…!やら、やらぁ…!!おかひく…なりゅう…!」
激しい口付けの合間に立花は呟く。中からの快感と愛される幸せが堪らなく愛しい。愛される喜びを胸一杯に感じながら、立花はマンドリカルドと共に高みを目指す。
「も…やらぁ…!イク…イクぅ…!!」
「くっ…!」
「んあぁ…!」
一際甘く立花が鳴く。中も一際きつく締め付けるとマンドリカルドは低く呻き、欲を吐き出した。中に広がる熱い愛に立花も鳴きながら、絶頂へと駆け上った。立花からのそれから吐き出された白濁とした液体が彼自身の腹を汚す。
「ん…マンドリカルドの…なか…いっぱい…」
どくどくと中に注がれる愛に立花は蕩けながら、幸せそうに呟く。注がれたものを通じて魔力も感じ、体に染み入ってくるから、また堪らない。
そんな立花を見て、マンドリカルドは更に魔力を染み込ませたいのか、それとも更に立花の中を味わいたいのか、まだ大きくて硬いそれで中をかき混ぜるように動かした。
「あ…だめ…だってばぁ…きもちい…きもちい…からぁ…」
優しく愛してもくるそれに立花は蕩けたまま、気持ち良さそうに呟き、腰をくねらした。甘く鳴きながら甘えてくる恋人にマンドリカルドはまた興奮する。中のそれを大きく硬くしながらも動きたくなる気持ちを抑え込み、立花の頭の後ろと腰に手を回すと、体を起こした。くたりと力が入らない恋人を抱え上げると、胡座になり、その上に座らせる。抜けかけたそれをまた奥まで入れると、恋人の腕を自分の首の後ろに回す。
立花はこの体位が好きなのだ。奥深くまでマンドリカルドを感じられるし、抱き締め合えるから。すると、立花は蕩けながら呟く。
「ん…ふかい…おくまで…すごい…」
「立花」
「あ…」
対面座位で更に奥まで侵入したそれを感じ、蕩けていると立花の腰に腕を回して体を支えるマンドリカルドがまた唇に口付けてきた。優しく何度も触れるだけの口付け。そんな優しい恋人に立花は呆けながらも何とか腕に力を入れて抱き締め返し、自分も愛を返す。
自分からも口付けると、マンドリカルドはそんな立花を褒めるように薄く開かれた隙間から舌を差し込んだ。相手の舌に絡めたり、歯列をなぞったり、上顎を撫でるように舐めたりして、自分を甘やかしてくれる恋人に立花の胸はまたきゅんと高鳴り、胸が一杯なまま、恋人に愛される。
「立花…」
「ぁ…ん…んん…!まんど…りかるどぉ…!!」
優しく奥を突いて甘やかし、愛してくるマンドリカルドに立花は鳴いた。甘えるようにマンドリカルドに縋りつき、何度も口付ける。そんな立花にマンドリカルドも嬉しそうに笑いながら、口付けを返し、中から恋人を愛していく。
「好きっすよ、立花」
「ん…んん…!おれもぉ…!!すきぃ…!」
優しく穏やかに上り詰められ、幸せで胸を一杯にして立花は叫ぶようにそう言った。そんな立花を愛しく思いながら、マンドリカルドは優しく愛し続けた。
「ぁ…は…!すご…すごいぃ…!!やら…やらぁ…!」
三回目は後ろからだった。この辺に来ると立花は大体理性を失っているので、マンドリカルドは立花の腰を高く上げるように抱え、容赦無く中を攻め立てて恋人を犯す。あまりの快感に立花は身を捩り、甘く鳴く事しかできない。それが何だか自分に甘えているように見えるから、マンドリカルドは堪らない。
「かっわ…堪んねぇな…」
「あひゃ?!」
呟くと、マンドリカルドは最奥を目指して犯してきた。正気を失いながらも、それが分かったからか、立花は悲鳴を上げる。
「らめ、らめぇ…!そこ、そこはぁ…!!」
「でも、いいっすよね?」
「いい…けどぉ…!れも…らめぇ…!!」
やだやだと首を振る立花。そんな立花を宥めるようにマンドリカルドが言うと、立花はそう叫ぶ。
立花は奥を愛されるのが、嫌な訳ではない。あまりに強い快感でおかしくなる自分を見られて、マンドリカルドに嫌われたくないだけだ。それを知っているマンドリカルドは更に犯し、最奥を目指す。
「ひぃん…!むり、むりぃ…!!」
「無理、じゃねぇっしょ?」
「ぁひ!」
悲鳴を上げながら体を震わす立花にそう言うと、マンドリカルドは最奥に到達した。その刺激に立花はびくりと体を震わせる。そして、絶頂へと駆け上る。前から欲が吐き出される。そんな立花を更に追い立てるようにマンドリカルドは奥を捏ねくり回す。
「あ…ぁあ…っ!それ、それぇ…!!それ…はぁ…!あ、だめぇ…!!」
容赦ない攻め立てに鳴き喚く立花。あまりの快感に絶頂から降りられず、立花は何が何だか分からないまま、叫ぶ。そんな立花を抑え込みながら、マンドリカルドは最奥を柔らかくしていく。そして、奥にかぽ、と先端を押し当てると、マンドリカルドはその中に精を放った。
「ぃやぁ…!孕んじゃうぅ…!!」
雄子宮に精を注がれた立花はあまりの快感に頭がおかしなり、それだけ叫ぶと気を失った。
「ん…」
意識が浮上した立花は声を漏らしながら少しだけ身じろぎした。起きるのが辛いからか、目を開こうとはせず、子供のようにぐずる。
「お。起きたっすか、立花?」
「ん…」
立花の隣で横になっていたマンドリカルドは彼が起きたのに気付くとそう声をかけてきた。そんなマンドリカルドに立花は薄く目を開く。立花の頭を撫で、背中を撫でるとマンドリカルドは優しく声をかける。
「まだ大丈夫なんで、寝ましょ?今日は休みですし。あんたの体は俺が綺麗にしたんでね」
「うん…」
最後に額に口付けるマンドリカルド。自分を優しく愛してくれるマンドリカルドが嬉しくて立花は笑った。そして、自分を気遣ってもくれる彼に立花は疑問に思っていた事を尋ねる。
「きもち…よかった…?」
「ん?」
「おれの…きもち…よかった…?」
まだ余韻が残っているからか、ぽやぽやしながら立花は尋ねる。そんな立花の言葉から、彼が昨日自分にしてくれた奉仕についての感想を知りたがっていると分かったマンドリカルドは満面の笑みで答えた。
「すげぇ気持ち良かったっすよ、立花。あと、すげぇ嬉しかったっす。あんたもちゃんと俺の事、愛してくれているって凄く良く分かったんで。すげぇ嬉しかったっすよ」
「ん…よかった…」
マンドリカルドの言葉を聞いた立花はぽやぽやしながら、ふにゃふにゃ笑いながら、嬉しそうに笑う。
「きみが…よろこんで…くれて…よかった…」
そう言うとマンドリカルドに甘えるように体を擦り付けると、立花はまた眠りに落ちた。言うだけ言うとすやすやと幸せそうに眠ってしまった恋人を見ながら、マンドリカルドは呟く。
「全く…あんたって人は…」
あんまりにも可愛い恋人にマンドリカルドはそう呟いた。言動は可愛いし、気持ちも思いも嬉しい。愛しくて愛しくて堪らない。
何で俺の恋人はこんなに可愛いんだ?こんなに自分を喜ばせてどうするんだ?これ以上、自分の心を仕留めてどうするんだ?マンドリカルドは本気でそう思い、悩んでしまう。
可愛い過ぎる恋人を抱き締めると違和感を感じたので、マンドリカルドは立花から離れ、そっと布団から出て自分の体を見た。昨日、あんなに愛し合ってスッキリした筈なのに、可愛い恋人の言動を見たからか、下半身が反応していた。それを見たマンドリカルドはため息をつく。
「何でこうなるんだよ、俺…」
正直過ぎる自分の体に呆れ返りながら、マンドリカルドは呟いた。マジでどうすっかな、これ?とマンドリカルドは本気で悩み、頭を抱えるのだった。

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