序・おまけ



※バージルが3で魔界に残らなかった設定。




「赤子の世話を頼む」

「…なんだって?」

拝啓、どこにいるかわからないスパーダさん。
貴方の息子(兄)がいきなり赤ん坊を抱えて訪ねて来ました。
意味がわかりません。

「ふ…ふぎゃああああああ」

どこかバツの悪そうな顔をしているバージルを見て固まってたけど
唐突に響いた赤ん坊の声に我に返る。
やだーギャン泣きじゃないですかー。
なんでバージルがあわあわしてんだ。ここまで連れて来たの君じゃないのか。

「ああほらその子こっちに貸して…よしよし…
 おしめ、じゃないな。お腹減ったのかな?」

表情に出さず慌てるバージルから赤ん坊を受け取って
そこで気付いた。
…この子、銀髪やん…?
なんか、うっすら覚えのある魔力が、あるやん?

「…バージル、お前まさか」

「…」

あっ、目逸らした。
確定!?確定なの!?
うっそだろバージル!ダンテならまだわからんでもないけど!

「…バージル」

「……ああ」

「…とりあえず、ミルクとおむつ買って来て」

赤ん坊の鳴き声が響く室内で、それだけしか言えなかった俺を誰か殴って欲しい。


END