透明人間の助言1
あれ、どうしたのこんなところまで。え?相談?私に??ふーん、珍しいねどうしたの?
……ははあ成程。まあ彼女、普段自分のことなんて話さないもんね。好きなものとか知らなくても無理ないよ。だからほら、そんな顔しないで。これから知っていけばいいんだから何も問題ないよ。
それにしてもプレゼントかー。いいねェ、うふふ。ああごめん、別にからかってるわけじゃないんだよ?ただ若いなーって思って。血なまぐさい調査兵団もまだまだイケるってことだね。
で、話を戻すけど、彼女の好きなものだね?んー、折角私に訊いてくれて申し訳ないんだけど、実を言うと私もあまり多くは知らないんだよねー。……あ、ウソウソごめんて。怒らないでよ。え、怒ってない?いやその顔は怒ってる顔だよ!あはははは!!
…ふう、彼女の好きなものとか嫌いなものを知り尽くしてるのってやっぱり○○○○なんだよね。彼以上にあの子のことを分かってるやつなんて存在しないよ。……うん、一々落ち込まないで。これからだって。ホラ、彼らは別に恋人同士ではないんだから付け入る隙はあるよ……………多分。
あ!一応言っておくけどアクセサリーとかはおすすめしないね。私たち兵士はチャラついたものとかつけてたって邪魔なだけだし。かといって余所行きの無駄にゴテゴテしたものなんか、逆に身に着ける機会とかないから。それにあの子、そういうものとかあまり好きじゃないと思うな。
ん?あっ○○○○○……ちょ、怒んないでよ!いま彼に○○○○に対抗する為の秘策を教えていたんだから!!
…え?そんなの教えてもらってないって?ちょっとちょっと!そこはノッてよもー!!
あああああああ!!思い出した!!この前内地に行ってきたお土産にね……って…げッ!○○○○……!!ちょっ…○○○○○!何で引き留めてくれなかったの!○○○○がいるとややこしいことに……。
え、あ、○○○○…。何の話って…べ、別に…ただの世間話だよ!ね!!何も企んでなんかないよー!ほらもういいでしょ!私は今彼と話してるんだから邪魔しないでよ!○○○○○!このチビをどこかへお連れして!
さて。ごめんね、勿体ぶらせて。
彼女の好きなものはね――――。