「名前さん...」
「...テツヤ君、ほら、お水飲んで」
私に後ろから抱き付いて離れようとしない彼、まぁわりといつものことなのかもしれないのだけれど。
今日はちょっと特別、というかトラブルが起こってしまったせいもあって普段よりしつこいというか、普段以上に私の言葉が通じていない。
「...テツヤ君お酒弱いんだね」
「何言ってるんですか、僕まだ未成年なのにお酒なんて飲まないですよ!」
まぁ、その通りなんだけれど。
今のことだって完全に事故のようなものだし。
今回は私にも原因がある。
私が誤って出したものがお酒で、そのせいで彼はこうなってしまった、だから彼は今こうなってしまった。
そうでなければ未成年の彼が自らお酒を飲むなんてあり得ない、そういうことをするタイプではない。
動きにくいなか彼にくっつかれたままキッチンに行き冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し彼に手渡そうとしたけれど彼は受けとらない。
キャップを外しストローを差し、口元へと近付けてあげたところでようやくそのお水を口にした。
「なんだかお水がいつもより美味しく感じます」
「良かったね、じゃあ沢山飲もうね」
そう言って彼の頭を撫でていると彼の眉間に皺が寄った。
また何かまずい事をしてしまったのだろうかと内心焦りながらも彼に水を飲ませ続けた。
「子供扱いしないでください」
「...ごめんごめん」
こんな風になってる彼を子供扱いするなという方が無理があるのだけれど、でも今の状態の彼を納得させられる言葉が浮かばなかったので謝ってしまった。
すると彼は私が心から言っていないということにはすぐに気が付いたようでむっとした顔を見せた。
「僕は子供じゃないってこと証明します!」
「あっ、ちょっと!分かってるってば!」
こんな事を言い出した彼が何を考えているかなんて分かりきっている。
慌てて引き離そうとしたけれど彼はより強い力で抱き付いて離れようとしない。
「逃しませんよ」
そう言って耳を舌でぺろりと舐められた。
驚いてそれでもなんとか身体を捻って逃げようとしたけれど彼に強引に私の部屋へと押し込まれてしまった。
部屋の扉を閉めると彼は私を扉の前に押し付けて濃厚なキスをした。
扉は内側から見れば引き戸になっているので逃げ出す事は出来ない。
彼の手がスカートの中に侵入して下着の上からお尻をいやらしく撫で回された。
「柔らかいお尻ですね」
普段それ程しつこくお尻を触られることなんてないのに今日は妙にねちっこくて。
なんだか変な気分だ。
その間もずっとキスは続いていて、抵抗しようという気持ちも段々奪われてしまう。
彼だって私と同じように私以外の経験はない筈なのにどうしてこんなに私もおかしくさせるくらい上手なんだろうかといつも不思議に思う。
そんな事を考えていると彼の指が下着の裾から中に入って割れ目をなぞった。
私は思わず声を漏らしてしまう。
すると彼は嬉しそうな顔で私をじっと見た。
「これって僕とのキスが気持ち良かったからですか?それともお尻触られるの好きでしたか?」
彼のストレートな物言いに羞恥心が一気に膨れ上がって思わず涙ぐんでしまうと彼は溢れた涙を舌で拭った。
「意地悪しちゃいましたね。でも正直今の顔めちゃくちゃ興奮します」
再びキスをしながら指でソコを擦られて、そんなことをされていれば私の膝がだんだん震え始めてしまう。
それに気付いた彼は私をベッドに連れていき寝転がらせて私の上に跨り私の服をたくし上げた。
「こちらも可愛いです」
ブラをずり上げられて露出した胸を遠慮なしに揉みしだきその頂をきゅっと摘んで弄んだ彼はそれをぱくりと口に含んだ。
「っ、...!」
彼の口内で舌でちろちろと舐められて時折甘噛みされて、脇腹をさすられる。
もうすっかり身体から力が抜けてしまい、押しのけようとしていた手に力は入らなくなって彼の頭を抱きしめてしまった。
これではもっとしてほしいと懇願しているみたいだ。
「さっきの顔も可愛いかったんですけど今はもっと可愛いです」
ふふっと笑って再び私にキスをして下着をずり下ろした。
再び触れた指に腰が大きく跳ねて、その直後私の中に彼の指をソコがくちゅりといやらしい水音を立てて飲み込んだ。
「名前さんのこういうところ大好きです」
本当に今日はご機嫌なようで、ずっとにこにこした表情で私に愛撫を続ける彼の視線に恥ずかしくなって目を閉じると今度はその瞼にキスをされた。
「もう限界ですので失礼しますね」
耳元でもう一度囁かれ彼の身体が私から離れた。
恐る恐る目を開けると彼は自身にソレを装着していて。
「...いつも持ってるの?」
「名前さんとのデートの日は持ってますよ、当然じゃないですか」
彼は先端で私の割れ目をぬるぬると擦ってそのまま中まで押し込んだ。
まだ未成年だから本当のところは分からないのだけれどお酒が入ると男の人のモノは...なんて話を友達から聞いたことがあったのだけれど私の中に入った彼のモノはいつもと変わらず硬いものだった。
「考え事ですか?今は僕のことだけ考えていてほしいんですけど」
彼はそう言って腰を引いて奥まで一気に突き上げた。
それが私の気持ちいい所を擦って堪らず声を上げてしまう。
「まぁ集中していただけるよう僕が頑張ればいい話ですよね」
「ってつっ、ひぁっ、ああっ...っ!」
私を見下ろす彼の顔はいつもより赤い。
多分まだ酔っているのだと思う。
そんなに沢山飲んでしまったわけではないけれど多分彼にとってこれが初めてのお酒だったから。
彼に攻め立てられ段々回らなくなってきた頭で酔った状態でこんなに動いて大丈夫なんだろうかという不安を抱いた。
「っ、名前、さんっ...!気持ちっ、いい、あぁっ...!」
「んっ...あっ...!てつ、や、くんっ...んんっ!」
普段より彼も声が出ている。
その声が可愛くて私もそれにつられるように声が出てしまう。
彼の身体に手を伸ばし首に抱き付くと彼の擦りつけるペースが上がった。
「〜ああっ...!僕、もうダメで、す...っ!!」
彼は普段より荒々しく腰を打ち付け、1番奥でそのまま達してしまった。
私のナカで彼のものが数秒間とくんとくんと脈打ったのを感じた後彼は私の上に倒れ込んだしまった。
「...だ、大丈夫?」
「...名前さぁん...好き、です...」
彼はふにゃふにゃの顔でそう言った後私の身体に倒れ込んでそのまま伸びてしまった。
完全に意識の無くなった彼を出来るだけ優しく退かし仰向けに寝転がらせて呼吸を確認してただ眠ってしまっただけだということにほっとため息をついた。
「...今度は大人になってから2人で飲もうね」
後始末をしてから彼に布団を掛け、私自身の乱れた服を整えた。
取り敢えず暫く寝かせておくことにして私は昨日学校で出された課題に取り組むことにした。
元々一緒にやるつもりだった。
明日は1日部活が入っているし。
さすがに責任を感じるので今日の分は起きたら写すように言おうかなと思ったけれど多分彼は自分でやると言うんだろうなと思った。
さっきまで男の子の顔をしていたのに眠る彼はもっと幼く見える。
私は彼の子供っぽいところもわりと好きなのだけれど、でも彼にとっては面白くないようなので今後は態度に出さないように気を付けようと、そう思った。
「...どうしてもっと早く起こしてくれなかったんですか」
「...いや、だって...寝かせてあげた方がいいのかなって」
結局彼はその後ぐっすりで、そろそろ親が帰るという連絡を受けたところで彼を起こした。
彼が眠ってしまってから既に3時間近く経っていた。
「2人っきりで過ごせる貴重な一日がもうすぐ終わってしまうじゃないですか...!」
「あー、お母さんがテツヤ君もご飯食べてほしいって言ってたからまだ帰らなくていいよ。勿論テツヤ君のお母さんに許可もらえたら、って言ってたけど」
「そういう話じゃないです!」
彼はそう言いながらもすぐに携帯を操作し始めた。
彼のお母さんにメールを打っているのだろう。
数分もしないうちに彼のお母さんから返信が来て許可が貰えた頃家の玄関が開く音が聞こえた。
どうやら母が帰ってきたようだ。
「テツヤ君、今日エビフライだって。お母さんのタルタルソース美味しいから楽しみにしてていいよ」
「...それは...楽しみですけど...」
彼は複雑そうな顔で私を抱きしめ肩に顔を擦り付けた。
「けど?」
「...僕だけ満足して終わってしまったじゃないですか」
彼が何を言いたいかを理解して顔が熱くなった。
多分今日は私が達していないことを言っているのだろう。
酔って記憶が飛んだら曖昧になったりすることもあるらしいけれど彼はしっかりと覚えていたようだ。
「...そんなことないよ、私もちゃんと...き、気持ち良かった、から...」
自分で言っていて途中から恥ずかしくなって吃ってしまった。
でもこんなの誰だって恥ずかしい筈だ。
「...でも僕が嫌なんです。僕だけ1人で、なんて寂しいじゃないですか。どうせなら同じだけ、がいいです」
私をぎゅーっと抱きしめて彼はそう言った。
まぁ彼のこういうところもまた好きなのだけれど、でもなんと返せばいいかは分からなくて少し困ってしまう。
「...じゃあ、また今度、ね...?」
「今日不甲斐なかった分次はいつも以上に頑張ります!」
彼はやる気満々の顔をして私にキスをした。
いつも以上に、なんて。
ただでさえ彼に抱かれる時はいっぱいいっぱいだというのに、そんなことになって私の身体は大丈夫なのだろうかと少し不安になった。
「程々でいいんだからね?ていうかほんと気にしなくていいんだからね?」
「そんな寂しいこと言わないでください。僕が貴方をどれだけ好きかってこと、きちんと伝えさせてください...」
彼はそう言って顔中にキスをした。
親ももう帰ってきたわけだし私の部屋とはいえそろそろ落ち着いてほしい。
「...テツヤ君が私のこと大好きなことくらいちゃんと伝わってるからね?」
「...うう...可愛すぎて今すぐ抱きたくなったじゃないですか...」
また私にしがみついて何度も私の名前を呼ぶ彼の頭をよしよしと何度も撫でていると部屋をノックされ扉ごしにご飯の用意が出来たと声をかけられた。
返事をして彼の背中をとんとんと叩いた。
「ほら、ご飯出来たみたいだから行こ」
ぐずる彼の手を引き部屋から連れ出した。
それでも私のお母さんの前では普段と変わらない態度で接していたのだから彼はさすがだと思う。
まぁ彼のそういうところは正直ちょっと怖いのだけれど。
end