04
次の日からひよりは時々不思議なことを話すようになった。
「山の奥のお家にお友達ができた」、と。
母曰く、山の奥にはだれも住んでいないらしく、家と呼べるような建物も建っていないという。
そして、その友達に「血を与えている」とも…。
その話を聞きさくらは、ひよりの言うその友達が、普通の人ではないという確信があった。
そのうちひよりが危ない目に合うのではないかと考えたさくらは、「もうそのお友達には会ってはいけない」と叱った。
特に理由はないが、これ以上ひよりとその“お友達”が会っているとひよりが危ない目にあってしまう、、、
直感的にそう思ったのだ。
ひより「なんでそんな事言うの?」
『ひより、お姉ちゃんはね、ひよりが怖い思いをするんじゃないかって心配なの』
ひより「ひよりなら大丈夫だよ!!!」
涙目になりながらひよりは言う。
ひよりの気持ちもわかる。
私だって自分の友達が悪く言われたらいい気分はしない。
ひより「お姉ちゃんなんか大嫌い!!」
そういうとひよりは泣きながら山奥へ走っていった。