「おはよう、蔵! あたし、蔵のこと好き。やから付き合うて」
「おはよう、遥。ごめんな、俺、お前やったら勃たへんねん」
「エクスタシーエクスタシー言うてる奴が勃たん……やと……!?」
「お前ら二人、朝っぱらから部室で何の話やねん……」
「おはよー、謙也。なぁ謙也、謙也からも言うてよ。あたし、こんなに蔵のこと好きやのに、全然振り向いてくれへんのやで」
「そんなこと言うたかて、勃たへんもんは勃たへんのやからしゃあないやろ」
「いやいや、白石。朝から勃つ勃つ言うなや」
「ほな何て言うんや。勃起か。勃起せえへん言うたら良いんか」
「余計ひどなったわ、蔵。生々しいわ」
「頭痛なってきた……俺、トイレ行ってくるわ」
「なんや謙也、抜きに行くん?」
「朝練始めるまでには帰って来るんやで」
「遥、女の子が抜くとか言うたらあかん! 白石も時間の心配なんかせんでええねん!」
「ああ、なんせ浪速のスピードスターやもんな。一人で処理すんのも早いっちゅー話ですか」
「せやから処理とか女子が言うなやああああ! 俺の夢壊さんといて!」
「夢って何やねん。遥に何の夢見てんねん」
「遥にとちゃうわ。一般女子にや」
「嫌やわあ、謙也。あたしのことオカズにせんといてなぁ」
「なんやそれ、色っぽい声のつもりか」
「万年エロボイスの蔵に言われたないわ」
「……もうええわ、お前らと話してたら時間勿体ない」
「謙也、賢者タイムなうって報告してな」
「……なんで遥に報告せなあかんねん。てか抜きに行くんちゃうし」
(20120608)