「千歳ってさ」
「うん?」
「こういうの、慣れてると思ってた」
「あー……」
「否定しないんだ」
「えーっと、意外に慣れとらんくて、悪かね?」
「うわ、嘘くさい」
「うん、まぁ……他ん子らに比べたら」
「フーン……」
「ばってん、今見とるんは遥だけたい」
「あはは、誰にでも言ってそう」
「言うとらん」
「言ってそう、ってだけ。そんなに言うなら信じさせてよ」
「ん」
「……千歳」
「なんね」
「この先ずっと私だけを見ていられる?」
「見とるよ。今日も明日も明後日も、今こん一瞬も、ちゃんと見とる」
「そう……」
「遥」
「千歳、だいすき」
「俺も、好いとうよ」
(20120909)