部屋の扉を開けると其処には水槽が一つおいてあった。水槽の中ではピンク色をした液体が浅く張ってある。 その中に、なにかの生物がいるのがわかった。

「ロディは、有機生命の軟体ってすき?」
「…、 あんなゲテモノ、見るに値しない…、」
「ああ、良かった。なら此れは無駄にならずにすむね」

オーバーロードが、ロディマスを抱えたまま水槽に近づいていく。最初は何かわからなかったその中のものが何かわかって、ロディマスは叫んだ。

「ひっーーー!! や、やだ! キモイ、なんでそんなのっ!」
「この子が、しつけてくれるからね」

にゅるにゅると動くその軟体。地球にしか生息していないはずの、その生物。 目の前にいるグロテスクな物体にロディマスが絶句した。…おそらく、ロディマス自身なら容易に覆えるだろう大きさだった。うすいピンク色の湯船のなかで、ぬるぬるうごいてちゃぷちゃぷ水を跳ねさせている。
繋がれているその手を振り払って逃げようとしたが、ロディマスにはできなかった。
そんな抵抗をものともせずに、オーバーロードは続けた。

「これはね、タコって言うんだよ」
「や、やだ、何する気だよ!」
「それに少々手を加えてね」

暴力的な力をもってして、ロディマスはピンク色の浅い湯船の中に落とされる。とろりと機体に絡み付くピンクが何かはわからないが、そのタコと呼ばれた軟体生物はずるずるとロディマスに近寄る。

「やだ!キモイ、キモイ!!」
「有機生命体の軟体生物は素敵だね、私は比較的平気だけど」
「やっ、ひぃっ…、やだあああーー!」
「ロディのそんな声が聞けるならなかなかいいね」

ロディマスが泣き叫ぶも目の前の赤黒い生物は止まることなくぬるぬるとロディマスの足を捕らえた。 必死で逃げようとあがいても、 武器もないこの状態ではどうしようもない。

「やだやだやだっ、きもい、やだ! さわんな、やだっ!」
「ロディ、 その子は痛いことはしないから安心していいよ」
「だったらてめえがかわれよ! やだああっ、きもい、ほんとむりぃ、!」
「だめ、ちゃんと反省して。あと、その液体にはね、 ロディにもその子にもきく薬が入ってるから」

そういってオーバーロードは部屋から出ていってしまった。絶望にうちひしがれるロディマスをずるり引っ張る。ロディマスが引っ張られないよう抵抗しようにも足を引っ張る腕とは別の腕に上腕を絡めとられてしまう。
にゅると冷たい粘液と共に 腿を這いずるその感覚にぶるりと背筋を震わせ、 嫌だと呟いた。だが最早、なすすべがない。

「あああ、だめ、ぬるぬるする、やだよぉっ、ひっく、やだっ、ううう…、」

あまりの気味の悪さに、ロディマスはただ泣くだけになってしまう。 装甲の隙間を巧みになめていくその腕が首もとまで達し、にちゃにちゃと首の配線を弄り出し再び限界になった。

「やああああ!! ごめん、っ、ごめんなさっ、やっ、っんぐぅっ!」

開いた口に腕が、 突っ込まれ悲鳴もなにもかも飲み込まれてしまう。 このまま消化器官まで、入り込んだらとぞっとしたが、腕は舌を撫で回すだけでそれ以上は入り込んで来なかった。 だが、この軟体生物に歯をたてることも恐ろしくて、 拒否もできない。

「じゅちゅ、ん、、ぢゅ、ちゅる、」

そのうち舌を撫でるだけでなく、 歯列をなぞり舌の裏まで撫でつくすその様に、キスでは味わえない感覚がロディマスを襲う。 吸盤が頬や、舌に張り付きざらざらと口腔を往き来する感覚は間違いなく快楽だった。

「んんん、ちゅっぷ、…は、ああ…、ぅちゅる…、、ぢゅ、…ちゅ、あ…、く、!?」

口腔に集中するあまり、 お粗末になっていた受容部の上をざらりと腕がなぞる。 そして、時折蓋と淵の間に腕の先を擦り付けてくる。 さあ開けろと言わんばかりに口腔を犯していた腕が、胸の装甲をなぞりあげる。
ふざけんな、開けるものかとするロディマスだったが、ぴきと不吉な音がしたことに、また涙が溢れてきた。 開けなかったらこのまま破壊されてしまうのだろう。
かち、と蓋を開くと、嬉々として腕が二本受容部へ入ってくる。

「やっあああ、!? だめ、そんな、の、!だめぇ、あ、ああぅ…っ」

視覚器からぽろぽろ溢れる雫がなぜ溢れるかロディマスにはわからなかった。嫌悪しているのに、気持ちよくて機体がどうにもならない。

「やっ、だめぇ、それ!、あああだめ、やめてっ、それ、やだああんっ!!」

受容内部の壁をそのざらついた肌を押し付けるように荒らす腕と、きゅうきゅうと内部の配線に絡み付く吸盤の感覚にロディマスは悲鳴をあげるしかなかった。

「やっ、やあ、いきたくないっ、いきたくないよぉっ…、ひっああ、やだっ、!ひ、ん!!」

接続機の先端ににゅるにゅると腕が絡み、

「やだ、やだやだっ!あっあっ!いく、いく、!!んやああああ~っ!!」

びゅくびゅくっと勢いよく接続機から官能油が噴出し、受容部もきゅんっと達した。受容部で達したことへによる長い余韻に浸っていたロディマスだったが突如始まった律動に緩く首を振った。

「だめ、…、おれ、いったばっか、…、ああ、あああアん!だめぇ、やすませ、て!!」

ぐるりぐるりと腕を回転され、中を漁られる。何が始まるのかはわからないが、その動きはまるで中の具合を確かめるようだった。

「っひんっ、なにして、やめ、あぅなにぃっ…、」

ときおり吸盤がいいところを掠め、ざりりと配線を撫でられる。

「は、はあ、なあに…、なに、…… や、!ああ、ひぃっ…、!」

赤黒い生物の色が、みるみるうちに白く変わっていく。突如起こった軟体の変異に恐怖で全身が震えるのがわかったが、二本の腕が脚に絡み付いていてどうすることもできなかった。

「やだーー!あああやだ、、っ!!」

脳が無意識に危険だと訴えてくる。逃げたい、だが逃げられない。絡み付いた腕が、 脚を大きく広げて受容部を露出させる。そして、今までの腕とは違う吸盤もなにもついていない一際太いつるつるした腕が、現れた。

「や、や、っああ…、」

受容部に入り込もうとしているそれに、ロディマスが絶望しきったとき、そっと肩に手が触れた。

「お、おーばー? あ、あ、おーばーろ、ど!おーばーろーど!たすけ、たすけ、て! やだ、いや、これやだああ!!」
「ふふふ…、反省した?」
「した、した!!! ごめ、なさ、ごめんなさいっ、!」
「いい仔だ。でもね、ロディ」

ぐちぐちと、それが受容部にはいってくる。

「ちゃんと反省できてるかな?」

すっと、オーバーロードがロディマスから離れた。
つまり、この責め苦は終わらない…、

「っっしねえええええっ!!!」
「ふふふふ、まだまだ反省できてないようだね」

オーバーロードはさらに、言葉を続けた。

「その子はね、 交尾するときに色が変わる性質があって、」
「え…、!!やだ、やめ、っあああぅ、やだぁあ、とめて、やだ、」

ぐりぐりと配線を押し込みながら、太いそれが無理矢理奥深くへ入り込んでくる。つまり、これは… 生殖器だ。

「やだーーーっ!!! やだ、やめて、たすけて、たすけてオーバーロードぉ!!」
「ふふ、ふふふ、可愛いねロディ」
「あ、ああ、やだ、ぁ、たすけ、ふあっ…、うう…、ひゃっあん!、ああ、たすけ、ああああっ!」

つんつんと奥まったそこを何度もつつかれ、快感が脳を揺さぶった。

「やああんっ、ーーあうっ、はあ、っあ、はあーっ、あ、っああ!!」
「もう、聞こえてないだろうけれど教えてあげよう。 正確にいえばそれは交尾するんじゃなくて… 『己の一部を胎内に残す』んだよ」
「っ―〜〜っあ!」

快楽ゆえに声を出すことさえわすれて、ロディマスは仰け反った。ぎゅっと受容部が締め付けて、生殖器を締め付ける。 受容部に何か残っているのはわかるが、それが何かは今のロディマスにはわからなかった。 にゅるにゅると四肢を拘束していた、軟体の腕が解かれ軟体自身は水槽のすみに移動し、小さく縮こまった。
手足の拘束がなくなったロディマスの腕がピンク色の液体の中にばしゃりと落ちる。ぼうっとしていたロディマスだったがゆるゆると受容部を指で触れた。そして青ざめて叫ぶ。

「あ、う、…、?ん、うう、なに、が…、、? やっ?!な、なに、これ!」
「ロディ? それはね、この子の生殖器だよ。正確には交接器だが」
「や、やだあ、とって、やだ抜けよぉっ!」
「それをするのは、ロディだよ」
「っ、うう…、あああ…、こんな、の!!」

何を言ってもだめだった。もう自分でどうにかするしかないのだ。震えて力の入らない指で、受容部にあるそれをひっぱった。また雫が頬を伝った。

「ああ、ふ、、くそ、、くそ、…、ちくしょう、っ、うう」

ぬるつくそれは的確に奥に入り込んでいて、何度も手から滑り、思うように抜けない。ぐちゅぐちゅと淫らな音がたち、まるで自慰をしているようだった。

「はあー、はああ、ん、はあ…、はあ、…、」

いつのまにか、 動かなくなった軟体生物を傍目に、だがいつ動き出すかわからない恐怖に焦る。現に目の前の生物は息づいていて、ときおり腕がぴくぴく動くのだから。 もし、またこんなことをされたとしたら…、と恐怖に震えながらロディマスがようやくそれを抜き去った。手からずるりと、生殖器が落ちる。その様子を満足そうに見つめたオーバーロードが、 ロディマスに手を差し伸べた。その手に縋って、だして、助けてと繰り返した。

「反省した?」
「……、っ…、した、したあ…、」
「じゃあ今度からいうこと、聞いてね?」

もうあんなのはごめんだと、ロディマスは衰弱しきりながら頷いた。 そんなロディマスに機嫌よさげに微笑みかけながらオーバーロードはロディマスを水槽から引き上げる。その首にすがり付いて顔をうずめる。とにかく気持ちが悪かった。そして、あの軟体生物を二度と見たくなかった。そんなロディマスを抱えオーバーロードはベッドに向かう。

「ロディ、? 私に誠意をみせて?」

まさかとゆるく首を振る。

「あ、 い、いま…、? 」
「ちゃんと反省したかわからないからね」
「や、で、できな、ぃ、むり、いまは…、そんなの、」
「まだ、反省できないのか」

オーバーロードが再びロディマスを抱えあげようとして、慌てて首を振った。このままでは恐らくまた…、 それだけはどうしても避けたかった。

「や、やる!!やるからあっ、連れてかないでっ…、!」

ロディマスは、 ゆるゆると脚を拡げ寝そべるオーバーロードの上に跨がった。 オーバーロードの恐ろしいまでに大きい接続機を受容部に宛がい、ゆっくり腰を落としていった。

「は、はあ…、ああぅ、んぅうっ…、 こ、これいじょうっ…、」
「ロディ、最善を尽くすべきだよね?」
「あ、あああっ、 やっああああん!!!」

脚を震わせながらロディマスが一気に接続機を突き入れる。自重で奥へとささる接続機に、 きゅんと受容部が締まった。
また脚に力を込めて、腰を持ち上げて、挿出を繰り返す。がちゅがちゅっと乱暴に機体が擦れて音が鳴る。そんなことにかまっていられない。早く終われ、終われと願いながら、ロディマスが必死に言う。

「はあ、っ、もう、いけ、よ、…、ああ、ん、く!」
「ふふふ、ロディ、」
「やっ、ああ!も、だめぇ、もうやめて、っ…、!!」

ロディマスの動きに合わせて、オーバーロードも下から突き上げる。ロディマスのどろどろと蕩けた視覚器は、もうどこもみていないだろう。そのまま幾度も突き上げれば、ロディマスの腰はただ揺れた。だが、今のロディマスにとってみればそれすら強い刺激になるのだろう。

「はあっ…、あっあああっ!いく、いくっ!!!あっ!」
「ぅっ…、、!」

がつんと強く突き上げる。ぎゅっと受容部がしまってロディマスが上を向いて顔を逸らした。

「ああああああぁっーー!」
「っ、ロディ、っぐ!」

ロディマスが達した強い締め付けにオーバーロードも達した。 どくどくと受容部へと注ぎ込まれる爛れた生殖油を感じながら、 ロディマスの視界は落ちた。
オーバーロードは最後まで、受容部へ生殖油を吐き出し意識のないロディマスから接続機を引き抜いた。 おそらく、今度から彼は嫌々ながらもいうことを聞いてくれるだろうと期待に満ち、そっと頬を撫でた。


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鳳櫻月雨