「おい、飛鳥。見て見ろこの絵!」

描き終わると、興奮した様子の槙野。どれと見てみると、ツインテールの女の子が制服を着ていて、スカートが揺れてショーツが丸見えになっている。

「ちょっと……この絵、何よ?」

はぁ、とため息をついた私。何なの?と思いながら、槙野に答えを求める。

「あー……。これさぁ、好きな子を妄想してパンチラのイラスト書いちゃった」

槙野も健全な男なんだなと思いながら、槙野の頭を叩いた。そんな事して何になるんだ。

「……変態じみたことして。何になるのよー?」

ちょっと言ってやりたい気分になった。

「え?おれの欲を満たしてくれたんだよ?」

欲……ほんとこいつドロドロだ。汚らしい。

「帝結愛ちゃんが欲しいっっ!」

みかどゆあ。このイラストに描かれた女子だ。艶めかしいというか、この初々しい女子は召喚士槙野の手によって生まれたのだ。

「もう、欲しいなら捕まえて来い」

貞操ガン無視して。欲望をぶちまけてこいと言う意味で言った私。

「えー!自信ないよ!」 

はてはてとする表情を見せられたら困ります……が。

「ならやめたら?」

冷たいお返しをする私。ならやめたら?でおしまい!

「えーっ!」

エンドレスな会話のキャッチボール。私は飽きたので、筆箱に忍び込ませたガムを取り、口に含んだ。

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