「……ぅ、ん…」

あ……朝ですか…?
うっすらとまぶたの裏に差し込む光は朝日の眩しさに違いな、い……。

「…あっ!?……、て…」

二度寝なんて勿体無い働かなければ学費がぁ……っと、もう納めたんでした。
今は学園でのんびりできるんでしたよね…寝ぼけてました完全に。
しかし寝ぼけるだなんて随分ぐっすり眠ってしまったんですねえ。
意識ぶっ飛ばすように寝るだなんて何年ぶりでしょうか…いやぁ体がすっきりしてる気がしますよ!


今日は生物委員会の御手伝いに伺うんですよね。
生物小屋のお掃除ということですから、恐らくは足を引っ張るような事態にはならないはず。
なんとか支援委員会が役に立ちそうな委員会だと認めてもらえれば良いんですがねえ。
切欠はどうであれ委員長を拝命しているわけですから、委員会の印象は良く持ってもらいたいじゃないですか!

うつらうつらとしそうな頭を冷たい井戸水ですっきりさせ、身支度を整えて食堂へ。
あ、今日はなんとか髪を結えましたよ!

「おばちゃん、おはよう。朝ごはんお願いします」
「あら建穂君おはよう。今用意するわね」

食堂の中は出汁の良い香りが漂っていてお腹が鳴ってしまいそうです。
こんな朝が迎えられるなんて幸せですよねえ。
……御使いの最中は宿代を浮かせたくて野宿か強行軍の日帰りで朝御飯にまともにありつくほうが珍しかったので…。

しかしてあんな日々が今の私の糧になっていたわけですから悪い思い出ということもありませんよねーと考えながらあっという間に朝御飯が終わってしまいました。
さて、部屋に戻って支度を………あ。

そういえば。
今日の御手伝いって、いつ頃伺えば良いんでしょうか?

そもそも六年は今日も授業は入っていませんが五年生以下は普通に授業がありますよねえ。
それが午前だけか全日かなんて伺ってもいませんし…掃除、いつから行うんでしょう?
まだ始業前でしょうし、竹谷君に会って聞いた方が早いですかね、これは。

そうと決まれば、捜索開始ですよ!

…なんて意気込んでもただ気配を追って会いに行くだけなんですけどね。




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