バスケットに伏見くんと皆木くんと作ったお弁当を詰め込んで、別に用意した大きめのトートバッグには温かいお茶と冷たいお茶を入れた水筒とお菓子をいそいそと入れていく。うん、これで準備万端!
朝早くから用意していたもの達を持ち上げようとした瞬間、それは誰かの手に奪われてしまった。首を傾げながら視線を上げると、そこには丞さんがバスケットとトートバッグを持って立っている。大丈夫ですよ、と言ったのに、こういう時くらい頼れと言われてしまった。
ぶっきらぼうな言い方だけど、優しさを含んだそれにそっと笑みを零した。