きみとおれと、

突然、パシャリとシャッター音が響いた。ビックリして音の出所を探すと、そこにいたのはカメラ片手に笑っている彼女。
どうやら俺の写真を撮ったらしいが…

「ポラロイドカメラか…?」
「うん、そう。今、ちょっとハマってて」

フィルムがちょっと高いんだけどね、と苦笑しながら、ジーッと音を立てながら出てきた写真をパタパタと振っている。
浮かび上がってきたのはカメラの手入れをしている俺の姿で、変な顔をしているわけではないがどこか気恥ずかしい。撮る側に回ることがほとんどだから、やっぱり慣れないな…撮られる側というのは。

「私もね、君の写真が欲しいんだ。臣くん」

彼女が紡いだ言葉は、俺がいつも思っていることと同じだった。