小ネタD


純黒の悪夢ネタ

「観覧車の上で安室さんと乱闘って、なに考えてんのアンタ。バカなのか」
「ひどい言われようだな」
「当たり前だ。本来の目的を忘れてどーすんの」
「俺が仕掛けたわけじゃない。先に襲いかかって来たのは安室くんの方だ」
「秀さんのことだから一応、止めようとはしたんだろうけど…最終的に受けて立ってんだから、一緒だろ」
「……はあ、わかった。悪かった」
「わかればいいんだよ、わかれば。…で、彼女―――死んだのか?」
「恐らくな。身元不明の黒焦げになった遺体が見つかっていた、それが例のキュラソーで間違いないだろう」
「そっか、…」

―――ぽん、

「そんな顔をするな。お前のせいではないだろう」
「…だとしても、何かできたことがあったんじゃないかって思うんだ。止めることだって」
「ああすることを選んだのは、彼女自身だ。止めたとしても―――結果は変わらなかった可能性が高い、酷かもしれんがな」
「……うん」
「ほら、早くボウヤの所へ戻ってやれ」
「あの、さ。秀さん」
「ん?」
「あんまり無理はしないでよ。心臓に、悪い」
「―――善処しよう。…またな、お嬢ちゃん」

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