私の癒し
「円香さーん、寝るなら部屋に行った方がいいよ。風邪ひくよ」
「う、ん……ボウヤ…?」
「そうだよ。午後、遊びに行くねって言ったじゃん」
「ああ…もうそんな時間なの」
「もうすぐ15時。今、昴さんがお茶とお菓子用意しに行ってる」
「レモンパイ焼いてたから……」
「どんどん料理の腕上げてくな、あの人…」
「ボウヤ〜…」
「ん?なに、円香―――(むぎゅっ)ぅわ?!」
「ふふ、温かいねぇ新くん…」
「ちょっバーロー!その名前呼ぶのマズイから!てか、殺されるから離し、」
(ガチャッ)
「……何をしているんですか、コナンくん。円香さん」
「え、ええっと……(やべぇ、俺死んだ)」
「んん、…すぅ」
「寝た?!この状況で?!……あ、あああのね昴さん円香さん寝惚けてるみたいでっ…!」
「ク、…(ピッ)わかっているさ、ボウヤ。彼女は寝惚けると、他人の体温を求めるようでな」
「え?そ、そうなの?」
「ああ、恐らく安心するんだろう。…円香、ボウヤが苦しそうだ。離してやれ」
「や、ぁ…温かいから、や……」
「代わりに俺にくっつけばいいだろう。ほら、いい子だから一度起きてくれ」
「んー……(むく)」
「赤井さんすげー…」
「んふふ、しゅういちだー(ぎゅう)」
「はいはい。もう寝て構わんぞ」
「あ、寝た。おやすみ3秒だね、この人」
「(ピッ)ここ数日、仕事が立て込んでいたようですので」
円香さんが赤井さんに甘えている姿は、初めて見た気がする。甥っ子の俺が言うのも何だけど、寝惚けてる円香さんってふにゃふにゃしててちょっと可愛かったな…。