まずは胃袋から!


「あ、これ美味しい」
「甘さ控えめにしたんだけど、もっと甘い方がいいか?」
「いや、これくらいの方がいいと思う。あんまり甘いと胸焼けするし…」
「コーヒーや紅茶との相性は?」
「バッチリじゃないかしら。特にコーヒーとチョコの相性はいいものだしね」
「そうか。工藤のお墨付きをもらえたのなら、店に出してもらっても大丈夫かな」
「…ねぇ、今更だけど…いいの?ただの客の私が新作の味見とか」
「食べきってから何を言っているんですか。それにちゃんと店長と梓さんにも許可はもらってます」
「ふぅん…でも何で私?それこそ店長さんや梓さんにしてもらえばいいじゃない」
「嫌だったか?」
「別にそういうわけではないんだけど、…何かこの間から調子狂うなぁ君!」
「あはは。仕事以外の時は仲良くしたい、ってことですよ」
「ほーんといい性格だこと。…コーヒーのおかわりください」
「はいはい。今、用意しますよ」


諦めないと決めた。だから、少しでもこっちを見てもらえるよう…まずはその胃袋を掴ませて頂くとしようか。ね?工藤。
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