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【最遊記:悟浄】
「あ、ごめん悟浄ライター貸して」
慣れた手つきで煙草に火ィつける彼女は、見慣れてるはずなのに妙にどこか色っぽくて。赤くなっちまいそうな顔を隠すように髪の毛がぐっしゃぐしゃになるまで撫でまくった。案の定、髪が乱れたーって騒ぐけど、そっちの顔のがお前らしーっつーんだよ
【アイの唄:WA】
「ちょっと久保くん?どこ触ってんの」
「どこって、…言った方がいい?」
「んっ…もう、耳元で言わないでよ。久保くんのえっち」
「ん〜?今更デショ」
「……なぁ、どーでもいいけどさぁ…部屋でやってくんねぇ?ここ!リビング!キョーユーの場所!!」
【最遊記:八戒】
「…眠れませんか?」
「あ、八戒…」
「今日も妖怪の襲撃で疲れているはずでしょう?しっかり休んでおかないと、明日がキツイですよ」
「うーん…そうなんだけどね」
「仕方ないですねぇ…眠くなるまで僕と何かお話、しましょうか」
【WA:アイの唄】
「ねーぇ、久保くん。ちゅーしたい」
「…まーた突拍子もないねお前は」(チュ、)
「ん、…」
「はい、これで満足?」
「…私より、君の方が満足してないんじゃない?」
「そーやって誰でも誘ってるの?」
「ふふっまさか。今は君だけよ」
【アイの唄:WA】
「ねぇ、なまえ。お前って欲しい物とかないの?」
「…はい?なに、急に」
「いや、思っただけー」
「欲しい物、ねぇ…」
うーん、と考え込む彼女。俺が言うのも何だけど、この子は物欲が面白いくらいにない。欲しがるもの、と言えば調味料とか?お前になら、俺何でもあげるんだけどな
【最遊記:八戒】
『貴方は、私を愛してくれますか?』
無垢な瞳でそう言った貴女は誰よりも、何よりも綺麗で心臓が高鳴った。
愛したい、この腕で抱きしめたいといつだって思っているのに、僕はそれでも貴女を突き放す言葉しか紡げないんです。
「ごめんなさい。僕は貴女を―――愛せない。」
【起きて>最遊記:悟浄】
「悟浄、もうお昼よ…って、まーたソファなんかで寝ちゃって。…ごーじょう、そんなとこで寝てると風邪ひいちゃうわよ」
「んー…?」
「ほら起きてちょうだい、ご飯も出来てるんだから」
「あとで温めりゃいいだろ…お前も一緒に寝よーぜ」
【膝枕>アイの唄:WA】
「なまえ、眠いんなら体の力抜いてー」
「ん、…(ぽふん)」
「おお、久保ちゃんすげぇ!」
「ときと、しー。あとそこの毛布取って」
「ほい」
「さーんきゅ。…全く、もう少し加減をしてもらいたいもんだけどなぁ」
「んん…(もぞもぞ)」
「ぐっすりだな」
「だね」
真っ黒なあの子が"ナニカ"を喰らうのをボーッと眺めていた。助けて、死にたくない、と泣き叫ぶ"ナニカ"をただひたすらに眺めるだけ。
私の感情に呼応するようにぐにゃり、と動いたあの子の腕は、重力に逆らうことなくそれを振り下ろす。ぐちゃり、と何かが潰れる音を残して。
-3-
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