えーすり
▼ a3長編『ノスタルジックドルチェ』:臣、綴
「あれ?伏見さんとみょうじさん、何してるんすか?」
「お、おかえり綴」
「見ての通り、チョコ作りです」
「チョコ?…あ、バレンタインか」
「ああ。せっかくだし、なまえと手分けして皆の分をな」
「へぇ…うわ、みょうじさんのデコレーションこまかっ…!」
「やり始めたら凝りたくなっちゃって」
「最初はそれぞれの名前を書いてただけなんだけどな」
「しかも似顔絵、めちゃくちゃ似てるし」
「ふふん。なかなかに自信作だよ!」
「でもチョコか…俺も手伝えば良かったっすね。なかなかの量でしょ」
「まぁな。でもデコレーションはなまえがやってくれているから、割と楽だぞ」
「あれ?チョコケーキも作ったんすか?」
「それは私が個人的に作ったやつー」
「えっデコレーションしながらこれも作ったんすか…?!」
「そう。臣くん用」
「皆と同じやつでいい、って言ったんだけどな」
「だってそれは臣くんが作ったもんなんだから、私からにはならないでしょ」
「って言ってきかなくてな」
「……っすか」
(この人達、ナチュラルにいちゃつくんだよなぁ…無自覚こえぇ)
きっとこの時期のMANAKAI寮のキッチンには、甘い香りが漂っていることでしょう。私も臣くんお手製のチョコ食べたい←
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