色とりどりのプレゼント


「あ、楽。これあげる」

どうぞ、と手渡されたのは、やたらとデカい紙袋。蕎麦を食べる手を止めて覗き込んでみれば、色とりどりの袋やら箱やらが詰め込まれていた。…なんだこれ。というか、

「量、多くね…?」
「彼らと私と紡くんからだもの。だからー…9個?」

もごもごと口を動かしながら彼女は、何でもないような顔で言った。
コイツが言う彼らって…アイツら、だよな?紡の名前も出たし間違っていないはずだ。しっかし、何でまた急に?俺の疑問を感じ取ったのか、ニッと笑みを浮かべ―――誕生日おめでとう、と口にした。
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