夕暮れの美術室 *
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「ダメ…」
「ミカコのおっぱいも可愛い」
「ちょっと…」
誰にも直に触らせたことのない乳房を撫ぞって肌の感触を楽しんだり、包むように軽く揉まれる。
サキはとても無遠慮に、乳房や乳首に触れた。
「乳首立った」
「…ん、」
胸を揉むことに熱心になっていたが、それからは乳輪周辺を円を描くように指が走り出す。
先端に触れることはなく、円は大きくなったり小さくなったりを繰り返した。乳首に触れるか触れないかで指が近付いて来る度に、強いゾクゾクとした感じに襲われる。
「は、…はぁ」
「ミカコの乳首、触って欲しそうにしてる」
「そ ん、なこと…」
息を徐々に上がらせる私を、ニコりと見下げたまま指で描く円が小さくなっていく。
「…っ、ん」
乳首に時々当たるくらいにくるくると撫で始める。少しかすっただけで、体が跳ねた。
「ほらぁ、可愛い」
「ん!…ぁ……」
一瞬先端を指が通ると、再び体が跳ねる。
「そんなに乳首いいんだ」
「…だっ、だめ」
サキは面白そうに乳首に爪を軽く立てて引っ掻いたり、指の腹でこねた。その度に勝手に反応して、体が強ばり声を上げてしまう。
休む間など与えられず、一種の拷問かと思うほどにひたすら刺激され続けた。
声を上げ続け過ぎて、疲れてしまう。
だが刺激を続けられている限り、嫌でも反応した。
「もう、いじり過ぎて赤くなっちゃったね。きっと明日乳首痛くなってるよ」
両方の乳首をゆっくりとこねながらサキは微笑んだ。
「ば…かぁ……」
「だからね、明日痛いのが和らぐようにいいことしてあげる」
そう言ってサキは赤くなったそこに軽くキスをした。そのまま優しく慰めるように、舌が添う。
「いいから、ぁ…」
「我慢してて」
「んっ……はぁ、ぁっ」
私はそれを直視しないように目を逸らした。生暖かい舌が、乳首の側面や先端を丁寧に愛撫する。
「んっ、ゃあ…ぁぁ」
堪らず、再び甘い声を上げて悶えるしかなかった。
「まぁ、いっか」
唇を離して呟くと、スカートの裾からサキの指が侵入していく。
「ここまでしたら、最後までちゃんとするから」
「もう、しなくていいよ…」
足を閉じて拒むものの、手は膝の裏を通って伸びているので意味がない。
「でも下着が張り付く程濡らしてるのに、期待だけさせてここが可哀想だよ」
「…ん、」
パンツの上から熱を持って疼き続けるそこを一撫でされて確かめられると、返す言葉がない。
「濡れてるのはミカコだけじゃないよ、私だってこんな可愛いミカコ見てたら…」
私の手を掴んで自らの大事な場所に触れるように促す。
「触ってみて…?」
下着の上から恐る恐る手を添えてみた。湿った布が大事な場所の形に添ってぴたりと肌に張り付いていた。染み出した露が、指に着く。
余りにも厭らしくて、私のそこも更に熱を持ってしまう。
「ほら、おんなじ。直に触ってみてもいんだよ?」
「そこまでいいよ…!」
「ふふっ、まぁ私は触るけどね」
「…、はぁっ」
下着の上から入ってきた手が滑った場所にたどり着く。クチ、と小さく水音が聞こえた。
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