二人で作る倦怠期
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『おはよう、おやすみ』
「……ん、ねむ…」
いつからこうやって自然と朝目が覚めるようになったのだろう。
雨の日で外が暗かろうと、夜更かしして睡眠不足であっても6時台には一度起きる。
隣にはやや私を抱きしめるような形になったまま、すやすやと眠る彼女が居た。
あぁ、私もまだこのままこの心地よい温もりに包まれたままだらだらしていたいのに。
もう数時間、寝直し出来たらどれ程幸せだろう。
やや寝不足のせいで、頭が重かった。
いつものように他愛ない話をして少しだけエッチな事をしているうちに、気づけば眠れる時間は少なくなっていた。
次の日も仕事と分かっていながら、毎度のように睡眠時間を平気で削って翌日の体調に少なからず響いてしまう自分がアホらしい。
ゆるゆるとベット下に落ちている携帯を拾って、なんとなしにいつものようにネットを開いて少しずつ脳みそを起こしていく。
そんなことをしているうちに、もうすぐかけている一番最初の携帯アラームがそろそろ鳴り出す時間だなぁと思っているとなんだか眠くなってきてしまう。
そして少し二度寝してもまだ間に合う時間だし、とつい甘い思考が巡ってゆく。
「…んーっ。……ひろみ?」
ゆっくりと開眼する彼女はこちらを見つめた。
「おはよ、早いね」
「ひろみのが早いじゃん」
重い瞼を開こうと遅い瞬きを繰り返す姿は実に眠そうで、きっとみつも私と同じで頭が重いのだろう。
「みつ眠そう」
「うん、すごい眠いよ」
「もうちょっと寝てなよ」
「う〜ん……」
ふいに引き寄せられる体と重なる唇。しっとりと熱を帯びていた。
顔が離れると目を細めての幸せそうな満面の笑みが映る。
「おやすみなさい…」
小さく言った後また目を閉じた。
「おやすみ」
今日休みだったら良かったのに、どうしようもない事だけどいつも考える。ゆっくり過ごす時間が欲しいなと、名残惜しく感じながら私は布団から抜け出した。
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