創作小説 *生活
言葉はさんかく(杜崎まさかず様より、プロット交換小説)
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プロット:ウワノソラ。
ジャンル:兄妹の日常?

【起】

畳の上には、雑多に漫画の原稿が散らばっていた。
妹は、エロ同人誌を熱心に描いている。

【承】

妹の部屋に、何の断りもなく兄が入ってくる。
落ちている原稿の一つを拾い、兄は侮蔑の言葉を吐く。
「そんなに、欲求不満なの?」
と問われ、妹は無視をする。

「お前じゃ、その欲求不満を解消できるような相手なんかいないんだろうけどな」
と煽られ、「あんたの頭がドエロ全開だからこんな絵くらいでいちいち反応してるんだろうが」と妹がキレる。

兄妹は言い合いとなる。
兄は散らばった原稿を放り投げ、蹴散らし、ぐちゃぐちゃにする(破ってもよい)。
「これ仕上げるのに何時間掛かると思ってんの!」と妹がわめく。兄が勝手に部屋に入ってきたことについても責める。

兄は妹に、何日も風呂に入ってないことを指摘し、部屋が臭いからシャワーくらい浴びろと命じながら鼻で笑った。
「臭いのわかってて入ってくるとか、妹の臭いに逆にそそるとかキモい趣味あんの?って、んなわけないか。〆切間近なんだから邪魔ばっかしないでよ」
と妹は声を荒げた。

【転】

妹はティッシュの箱を兄に力任せに投げつける。
「こんなことしに来る暇あったら、一人でシコって溜まった精子でもティッシュに出せば?」

妹は猛烈な体当たりをして、兄を部屋の外に吹っ飛ばす。
倒れた兄の股間を踏み潰し、兄は悶絶。
ドアを閉めて妹は鍵を掛ける。

【結】

やっとのことで立ち上がった兄は、ドアを思い切り蹴って壁をどつく。
「クソ!」と兄が捨て台詞を吐く。
「クソはお前だろうが、このカス!」と、妹はドアに物を投げつける。

「漫画完成したら、風呂でも何でもいくらでも入るからお願いだからほっといてよ!」
と妹は怒鳴り散らした。




※補足など

執筆活動が滞っていたなか、小説交換仲間の杜崎さんから「プロット交換小説」をしてみないですかとご提案がありやってみることにしました。
ちなみにプロット交換小説とは、その名の通りお互いにプロットを相手に渡してそれぞれが小説を書くというやつです。
今回は、私(ウワノソラ。)が作成したプロットをもとに、杜崎さんが執筆してくださいました。

杜崎さんの味付けによって、より深みのある小説が生み出されたことに感謝いたします。
兄サイドの物語にすることによって、「素直になれなかった人間味あふれる兄」が生まれ、しみじみと切ない余韻が残る作品となっていて驚きました。
杜崎さん、拙いプロットからここまで物語を展開してくださってありがとうございました。

p.s. 杜崎さんは、noteにて小説を公開されています。
リンクにURLを追加しましたので、チェックしてみてください。

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