用語


【魔術:まじゅつ】

・魔力を持つ者が使える、個人の力で常識から乖離した現象を可能にする術
・呪文+魔術名+想像力によって発動するが、詠唱破棄や無詠唱がある
・呪文は魔力の質と量によって短くも長くもなるため、個々によって異なる
・想像力が一番必要になるため、一般的に学校に通う者が多い


【魔法:まほう】

・個人の力で様々な超常的な現象を起こす術
・通常の人間の手ではできない奇跡を可能にすることができる
・妖精魔法、神聖魔法、古代魔法がこれに当たる


【神力:しんりき】

・神の祝福や加護によって得られる神に近い力
・魔力とは異なり、神聖魔法、神術を使う素になる


【神術:しんじゅつ】

・神力を用いて神に助力を希う術
・一般的な神の愛し子や神の愛娘は、この術の存在を知らない


【精霊:せいれい】

・異世界エルピスカイノスの自然界を調律する幻想的な存在
・体は世界中に遍在するマナで構築されていることから魔力を好物とする
・火、水、風、地、植物などの精霊は多く、氷、雷などの複数の力を持つ精霊は少ない
・世界が構築される時に生まれた、空間、光、闇の精霊は一体のみ
・精霊王が存在しない植物以外、火、水、風、地の精霊王は代替わりできる
・複数の力を持つ混沌の精霊王は創造神の分身体であるため一体のみ存在する
・混沌の精霊は複合属性と呼ばれる魔法を使うため、希少値が高い


【精霊魔法:せいれいまほう】

・精霊の力を借りて発動する魔法
・精霊の存在を感知できる者は並大抵、精霊眼を持つ者は最大限の力を発揮できる
・精霊と馴染みがある多くの妖精族が、この魔法を好んで使う


【古代魔法:こだいまほう】

・魔術とは異なり古代語が必要で、呪文はほとんど必要としない
・制御力が低ければ暴走してしまい、魔力欠乏症で死に至る可能性もある
・神力と相性が良く、合わせることで不思議な現象を起こせる
・古代族のみと思われがちだが、魔力量が多く制御力が高ければ誰でもできる


【魔力、魔素:マナ】

・世界中の自然や空間に遍在する超自然的な力
・マナは単に一つの力、存在であるのみならず、一つの作用、資質及び状態である
・換言すれば、この語は名詞であると同時に形容詞、動詞でもある
・言葉で持って示している雑多な観念を包摂している
・つまりマナは資質であり、実体であり、力である
・動植物に宿るマナは霊能力やカリスマ的魅力の一部である魔力
・魔力を多く持つ者は、自然界の魔力である魔素を自動的に吸収して回復する


【魔力回路の循環:まりょくかいろのじゅんかん】

・世界が生み出した存在である竜神が管理している、世界中の魔力の流れ
・魔素が滞りなく流れている地帯は循環地と呼び、自然界が正常に機能する
・魔素が滞って淀んでいる地帯は魔力停滞地と呼び、魔物や幻獣を増やす原因になる
・一度崩れた循環を整えるには長い年月が必要になる


【スキル】

・種族が覚える後天的な特殊技能、技術の総称
・種族の能力は「スキル」によってあらわされ、それぞれのスキルで個性が表れる
・種族や職業ごとに使えるスキルが異なることが多い
・スキルの精度を順位づけるスキルランクがある
・精度が高ければスキルを引き出しやすく、低ければ発揮できず持つ意味がない
・初心者はD、一人前はC、熟練者はB、達人はA、天才はS、神業はEX


【ギフト】

・生まれながら持つ個人の素質であり、先天的な特殊能力、天賦の才能の総称
・訓練しなくても能力値は最大


【ギルド】

・各職業に就く者達が集まって仕事の仲介をする同業者組合
・商人や職人ギルドは金を上納する代わりに仕事を斡旋、情報を提供してもらえる


【冒険者ギルド】

・個人で荒仕事を生業とするためにあるギルド
・魔物の討伐や護衛、採取から雑用仕事まで幅広い依頼を提供している
・ランク制による順位は、熟した仕事量や個人の能力によって付けられる
・冒険者用のギルドカードを持っていれば、街に入る際の税金は免除される
・冒険者同士が揉め事を起こしても、一般人に被害が出ない限り関与しない


【アカシックレコード】

・世界の一部として生まれた竜神に植え付けられるもの
・世界の元始から全ての事象、想念、感情が記録されているという世界の記憶
・過去のあらゆる出来事の痕跡が永久に刻まれている
・宇宙誕生以来、全ての存在について、あらゆる情報が蓄えられている
・言わば、世界の根源の記録――究極の知識の一端


【根源の始終:こんげんのしじゅう】

・過去、現在、未来において、あらゆる原因を生み出す、世界の縮図
・光と闇、陰と陽、善と悪、創造と破壊、始まりと終わり、全てを内包するもの
・ある者は神、ある者は虚無、ある者は輪廻、ある者は太極と考える
・これを認知する生物はほとんどいない