03


 リムルさんの言う通りわたしの入村はとても歓迎されたものとなった。今日は準備が間に合わないからと明日歓迎会を行うだなんて言われたのには恐縮してしまったが、この世界で初めて触れた温もりの数々に照れ笑いが溢れてしまえば背が小さく鼻の大きなホブゴブリンの男の子に「へぁ…お姉さんかわいいっスねぇ…」なんて言われてしまった。余計に恥ずかしい。

 一夜明けて目を覚ました。この世界で初めての寝具の威力は凄まじかった。「よく寝た」だなんてどれくらいぶりに思っただろうか。身支度と使った寝具を整えて、前世でいうところのゲルのような住居を出るとまだ朝陽は森の向こう側にいた。たまたま通りがかったハルナさん達がこれから朝食の準備をすると言うので何か手伝えないかと同行した、そんな今朝。


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