トロピカルランド




新一がニヤニヤしている……
はっきり言ってキモい……


『新一、蘭とデート？』
「で、デートじゃねーよ！」


嘘をつくなよ……名探偵。
浮かれきっている工藤 新一に目眩がする……


彼は知らない……この先に待っている運命なんて……私にしか分からない。
蘭に言って解決できる問題でもない。


私は、傍観者でいることしかできないんだ……ごめんね、新一に蘭。



そして、運命が回り始める……


雨の中、阿笠博士の家に居候している私は、阿笠博士に頼まれたドーナツの材料を抱えながら帰宅すると、工藤家の前に子供


「愛莉」
『ハァ……新一？』
「お、おれ」
『落ち着きなさい……鍵貸して』


新一を家の中に入れて、小さい時に着ていた服に着替えさせて、阿笠博士にも連絡して来てもらい、状況を整理してから



小さくなった名探偵
(小五郎さんに頼むしかないわね)
(え'')
(そうじゃな！名案じゃ)

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