お預け
「新一?帰ってるの?」
玄関から聞こえた蘭の声にびくりとした新一を残して、蘭の応対しに行く
『蘭……新一なら事件が起きてしばらく帰れないって』
「そうなの?あいつぅ」
蘭が書斎に入ると慌てて眼鏡をかけて、冷や汗ダラダラかきながら、新一が突っ立てた。
阿笠博士も冷や汗ダラダラ。
「あら、その子は?ぼく名前は?」
「ぇ……ぁぼくは江戸川 コナン!」
「変な名前ね」
『んー、コナン君の両親がつけたのよコナン・ドイルが好きで』
「そ、そうなんだ!」
新一を、差し出すように蘭に
『この子ね、探偵に興味を持っているんだけれど……預かってくれない?この子ね両親が海外に行っちゃってさ』
「良いわよ」
恨めしげに見るなバカ……
(蘭のそばにいられるのよ、名探偵?)
(グ……わーい!)
(可愛いv)
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