支度を終え自室のドアを開けた。

「行ってくるー。
今日は多分帰るの早いよ」

今日は秋学期最初の授業日。
だから午前中で全部が終わるのだ。

『行ってらっしゃい。ややちゃん』

1人目のしゅごキャラ――リラはお嬢様然とした微笑みを浮かべて手を振った。

柔らかそうな栗色の髪がリラの背で揺れている。

そんな声に背を向け、部屋を後にした。

何時ものようにリラはお留守番だ。

申し訳ないけど、今のところこうするしかない。

学校なんて子供の多い場所で"間違い"があったらダメなのだ。

もうそれはリラとややの間の暗黙の了解と化している。

留守番なんてつまらない筈なのに、文句一つ言わない。

本当に出来た子だ。

ちなみに新しいしゅごたまは持ってきた。何があるか分かんないし。






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