その日のガーディアンの仕事が終わり、ロイヤルガーデンを連れ立って出る。


さて解散しようとしたところで夕暮れに染まる空に、突如として謎の光が立ち上った。

「え、なにあれ?」

「なんだなんだ?」

ややと空海が疑問の声をあげ、

「辺里くん。あれって…」

「っ!?もしかして!」

なでしこと唯世が走り出す。

反射的にややの隣にいた空海もサッカー部部長の脚力を如何なく発揮して目にも留まらぬ速度で走って行った。

「ええっ、待ってよー!」


足の速い上級生3人に追いつけるはずもなく、少し遅れて光の場所へ辿り着く。

――そこで、目にした光景は、とても衝撃なんて言葉では言い表せない。


「まさか…」


呆然とつぶやく。


目の前で、チアリーダーみたいな衣装を纏ったあむちゃんが、手から眩い光を放つ。

そうしたら、あむちゃんと対峙していた×たまから、×がとれて。

白くて綺麗なこころのたまごに戻っていった。


「×たまを浄化した…!?」

「あいつすげーな!!」

「やっぱり、是非ともガーディアンに欲しいわね」


皆の声がひどく遠い。

ややは、完全にあむちゃんに見入っていた。


「すごい…っ!」

恍惚とした声が漏れる。

まるで魔法や、奇跡みたい。

こんなことできる人がいるなんて。



今までの常識を吹っ飛ばされて、
異常な程、鼓動が高まって、一筋涙がこぼれた。



……――。ああ。きっと、あの子がいれば"私"は。



冬が過ぎて、季節は春。

"私"は、すべてを覆す彼女に出逢った。





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