あむちゃんと初めて顔を合わせたその日の夜は、興奮が収まらなくてよく眠れなかった。


眠ろうと目を瞑る度に、あの光の奔流と×が無くなって綺麗になったタマゴを思い出すのだ。

あんな事ができる彼女は一体何者なのだろう?

壊すことしかできない私には、彼女が奇跡の体現者か何かように思える。

この胸に渦巻く感情は、嫉妬なのか、憎しみなのか、憧れなのか、喜びなのか……それともまた別のものなのか。

正直言って、よく分からない。

けれど、1つはっきりしている事がある。

それは、私にとって彼女――日奈森あむの存在は無視できない大きなものになったという事だ。

彼女の側に居たい。

そうすれば、もしかしたら。私は何かしらの答えを得られるかもしれないから。









目次に戻る
topへ戻る

ALICE+