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ー…それはそれは美しい女性がおりました
花のように儚い雰囲気をもつ女性は
自分によく似た幼い少女をそれはそれは可愛がりました。
”母”からたくさんの愛情を受けた少女は
すくすくと育ち、たくさんの笑顔を振りまきました。
勉学を教える事が上手な母はたくさんの知識を与えてくれました。分からないことは母に聞けば、少女が理解できるまで丁寧に教えてくれます。
優しく深い愛に溢れた母が、少女は大好きでした。
それでも、幼いながらに何かを悟っていた少女は母に、お父さんはどこ?”とは一度も聞くことはできませんでしたー…
母が枯れた、あの瞬間までは
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