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「ねぇつらら、朝校門にいた女の人の事、知ってる?」

あの人の事が何故か頭から離れなくて
一緒に見たであろうつららに訪ねる

「リクオ様すみません私見てなくて…まっ、まさか一目惚れしてしまったとかそういう事ですかあああ!?」

急に慌て出すつららをどうにか落ちつかせ、理由を話すと

「そりゃあ、同じ学校なら見た事あるのは当たり前じゃないんですか?」

「いや、そういうんじゃ、多分…ないと思うんだ…」




そう、もっと、ずっと前に会ったような…




ーーーーーー放課後



「いや〜!今日は朝から山吹先輩見れて最高っス!!」
「ああ、あの無愛想な」
「無愛想とは失礼な!!それがまたクールでいいんじゃないっスか!!」
「いつも一人でいるよね、友達いないのかな」
「いやそれがまたカッコイイんすよ〜!!」