亀頭をぐりりと親指でこねられた。
「指で弄ればカウパーがどんどん溢れ出してきますね。糸までひいて――」
ふと、竹川先生が窓の外へ視線を向けた。さらりと立ち上がり、繊細な顔立ちを淫靡に歪め、笑う。
「校庭に人影がありますね。上代先生のこの、恥ずかしい姿を見せてしまいましょうか?」
颯爽とした足取りで後ろへ回ってきて、椅子をずりずりと窓の近くへ押される。ああ、どうしよう。もし見られてしまったらと考えるだけで……いけないことだ、背徳行為だとわかっているのにペニスがずくずくと疼く。
「竹川先生っ、やめて……ください」
「こんなにたくさん熱い汗をかいていて、そう言われます?」
首筋を後ろからぬめぬめと舐められ、強い射精感を覚える。そう言う彼の息だって、とても熱い。
羞恥心と己の浅ましさに涙が滲んだ。唇を噛めば、竹川先生が前に戻ってくる。
「嘘ですよ。校庭には誰もいません。ふふ、苛めてしまいましたね。先生があまりにも可愛いので、つい。お詫びにペニスを」
素早くしゃがんだ先生は、亀頭に唇をつけてくる。
「この口の中で存分に愛しましょうか?」
何度かそこにキスをしてから、大きく開いた口の中を見せつけてきた。唾液の滴る舌を官能的な動きで出し入れし、自分の唇をゆっくりと舐めてゆく。
「この、舌で。あなたのペニスをぐちゃぐちゃに舐められたくないですか? カリ首を唇で刺激され、尿道口を舌先で突かれて……溢れ出て止まないカウパー、音を立てて啜られたくないです?」
低い掠れ声に背筋がぞくぞくした。もう我慢できない。
「さ、れたいです……竹川先生に、ペニスを――」
「おねだりする時は、なんと言うのでしたっけ?」
彼の目がぎらりと光った。躰に籠る熱が、濁流のようにそこで暴れ回っている。唇は震え、額から汗が滴り落ちて。
「お、ちんちん……しゃぶって……」
形振り構わず声を絞り出せば、竹川先生からいい子、と囁かれた。そのまま亀頭をじゅぶじゅぶと強く吸われる。熱い唾液のぬめついた感覚を受け、腰を揺らしたいのに身動きがとれぬもどかしさ。竹川先生の綺麗な頬が僕のペニスで、内から歪んでいる。
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