ナイフでズボンを切り裂かれ、智泰は、うぶぶぶぶっと鼻を鳴らした。

「豚め」

 彼の頭上へ唾液を吐き捨て、目の前にしゃがむ。猿轡を外すと、いきなり咳き込み始めた。

「唾液でむせた? はっ。無様だ。汚らしい」

「秋人……っ、テメェ」

「自分の状況がわかっていて、テメェ呼ばわり? ああ、智泰。去勢してもいいんだ?」

 まぶたを細め、やれ、とひとりの男へ命じる。仰向けにされた智泰は、股間を靴で軽く踏まれた。

「ひゃめっ、や、やめてくれっ!」

 歯を鳴らしているその音が耳に心地いい。ああ、楽しくて、胸が躍って仕方がない。

「まだ抵抗する?」

「しないっ、しないっ!!」

 口から唾液の泡を吐きながら叫んでいる。

 数歩下がって、枝葉が落ちている地面に腰を下ろした。いつの間にか火の消えていた煙草を地面へ落とし、踏みつける。

「さあ、ショーの始まりだ」

 一度、大きく手をぱぁんと叩く。それを合図に、男たちが動いた。

 智泰は拘束されていた手足の縄を外された。彼の恐怖に喘ぐ顔を見たいがそれよりも、無様にペニスがぶち込まれるアヌスの様子が見たい。智泰を四つん這いにさせている彼らに、尻をこっちに向けさせろと命令した。

 落ちていた小枝を拾い、地面の上に並ぶ蟻の行列をそれでぐちゃぐちゃに掻き乱す。

「うぅっ、ううっ」

 悔しげに呻く声に男たちの笑い声が重なった。何って心地よいハーモニー。

 小枝をタクトのように振りながら立ち上がった。智泰を見れば、彼はすでにペニスをしゃぶらされていた。じゅぼ、じゅぼ、と卑猥な音が次第と大きくなる。

 智泰の後ろに立つ男が、彼のアヌスにペニスを擦り付け、狙いを定めている。傍まで歩き、上から覗き込むと、みちみちと音を立て強制的に広げられるアヌスが見えた。表面が、ペニスで僅かに中へめくり込まれている。乱暴に突き進むそれが、アヌスをぶちっと切って、そこから血がぼたぼたと零れ落ちた。

「はっ、ははっ、はははははは!! 気分は?」

 ペニスをしゃぶらされているのだ。尋ねたところで答えはない。わかっていても、言う。聞く。何度でも、気分は? と。


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