「なぁなぁ、そんなに急いで何処に行くんだ?」
「…」
「そんなに急いでも場所は逃げないぜ?」
「……」
「なぁなぁ」
「………」

何 故 こ う な っ た

そもそも何故私はこのアサシンに付け回されてる
何かやったか?
むしろビビり過ぎて出来るだけ避けてた記憶が…



ここはカルデア局内ー…
世界を救う為マスターこそ藤丸立香にサーヴァントとして召喚された過去の英雄達。
そんな彼等がマスターと共に戦いに身を投じて行くのだが…

当時、何故か生前何も経歴を残してない私が召喚された。
頭脳運動神経共に一般人と変わらない中の中の私が何故か召喚され、カルデア内もパニックになった。
勿論、一般ピーポーの私なんか戦う能力もなく、本当に何故私が召喚された不思議に思った。
現在は、生前に身につけた機械弄りがこうしてカルデア内のスタッフとして日々機械を弄って何とか役に立っている。

そして、先日新宿をクリアとしたと同時に新たなサーヴァントが召喚されたのだが…

「燕青さん、これから私は作業に入るので他の方と「なら、その作業見てる」………。」

新宿のアサシンこそ真名燕青
召喚されてからたいうものの何故か懐かれ日々私の後を追ってくる

正直、新宿での出来事での印象が強く恐ろしく怖く始めの方は極力接触しないようにしていたのだが…

「絶対作業の邪魔しねぇからさ!少し見るだけだからさ!………………………駄目か?」

何なんだ この犬属性!!
尻尾と耳が生えてたら垂れ下がってしょぼんってしてるよ!!
狙っているのか…!!狙ってやっているのか…!?

「…見てもつまらないですよ」
「大丈夫!俺が楽しい!」
「……作業に集中すると会話出来ませんし」
「だから作業してる所がみたいんだって!!」
「………好きにして下さい」

こうして半ば押し切られ一緒に過ごす事になる

それが日常化しつつある今日この頃