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カラットブルー主人公について
(ナミとロビンとウソップとチョッパー)

「ねぇ、やっぱりあいつって普通じゃないわよね」
「この船に普通な奴がいるか?」
「ウソップ、それ以上茶化したらその鼻折るわよ」
「ふふ、宝石職人さんね。……そうね、少し変わってるわ」
「あいつはいい奴だぞ!」
「そんなのうちのクルーを助けてくれてるんだから分かってるわよ。私が言いたいのはね、あいつの正体よ、正体!」
「正体だァ〜?」
「はっきり言うわよ、あいつきっと、どっかの国の王子だわ!」
「え、ええええ!? (あいつ女なんだけどー!)」
「おい、信じるなチョッパー! ナミは嘘をついている!」
「あんたに言われたらお仕舞いだけど……いいこと? まずあいつが大量に持ってた宝石の原石、こないだチラッと中身覗かせてもらったんだけど、質が良さそうな物ばかりなの」
「勝手に見たのか……殺されるぞ……」
「でもナミ、あいつの故郷は鉱山だらけだからだって言ってたぞ!」
「ふふ、チョッパー。鉱山がたくさんあればあるほど、普通国が動いて管轄するものなのよ」
「ロビンの言う通り。――つまり、国単位で管理されてる宝石を、まだ若いあいつがあんなたくさん国外に持ち出せるだなんて、きっと身分が高いに違いないわ」
「でも身分高い奴が職人なんかになるかー?」
「そこなのよね、ネックは……」
「――恐らく、何らかの理由で追われてるんじゃないかしら」
「追われるって――まさか国にか?」
「ええ。国内の権力争いか何かに巻き込まれて、亡命した王子様。ただ亡命先で困らないように職人として働いているとか。あの原石は彼にとって祖国と自分を繋ぐ、思い出深いものなのかも」
「なるほどね、あいつがあの原石たちを溺愛してる理由もそれなら納得よ」
「それに、青キジとも知り合いのような言い方をしていたわ。……もしかしたら、過去に王族だということで保護されていたのかもしれない」
「うわ、ありえるわね!」
「な、なんかロビンがそう言うと説得力あるな……」
「そうかー、あいつって王子様だったのかー! (てことは、お姫様なのか!)」
「かわいそうに思えてきたぜ、なんか……」

「おーい、コックがおやつ出来たってー……って、お前ら何そんなにしんみりしてるんだ」
「いや、何でもねェ、何でもねェんだ!」
「そうよ、あんたは気にしないで!」
「ふふふ」
「うあ゛ー! おれはお前の味方だぞー!」
「え? チョッパー何で泣いてんの? どーした!?」


(……俺が王子?)
(え、違うの?)
Si*Si*Ciao