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ライトシャイン学院、高等部校舎。
とある空き教室に1つの人影。
魁斗は机に寄り掛かりながら、ルキアが女王の玉座についてからもずっと雨の降り続いている外を窓から見ていた。
時折、ピカッと空が光り、稲妻が走り去る。

「そろそろ完全に星の意思に心を蝕まれるのか?」

星の状況を見ながら、魁斗は前女王であるリオンのナイトとしての経験から、ルキアの心が限界ではないかと考えているのだ。

「リオンも最初は心を病んでた...でも、ここまでじゃなかった」

昔の事を思い出して、連鎖的にリオンとユウガといろいろあった事も思い出す。
そして魁斗は目の前にあった机に両手をついて言った。

「俺達はナイトとして、途中から得体の知れない“誰か”と戦っているような感覚があった...」

すると、廊下の方に人の気配を感じた魁斗は鋭い視線をそちらに向けた。

「“    ”?何でこんなとこに...」

そこにあった姿に、魁斗は驚きを隠せないでいたのだった...。















ダーク・ジェイル、聖域の第三入口付近。
ユウガに車で送ってもらった緋友は、相変わらずの機嫌の悪そうな顔をして、ユウガに礼も言わずに車から下りると、後ろのトランクから荷物を取り出す。

「少しはオレに敬意をはらえ敬意を」

「...............」

ユウガが緋友に話し掛けるが、無視されるため会話が成立しない。
緋友はかるくユウガを睨み付けると、そのまま聖域の中へと足を踏み入れた。
後ろでユウガの怒りの声が聞こえるが、気にしない。

「やっぱりルキアに女王なんて無理じゃないか...ルキリアが言うから来たけど、本当に“ここ”は何なんだ?」

相変わらずのルキアに対する小言と、城の聖域内をマジシャンゆえに見定めている緋友。
一般的には聖域を守護する力はマジシャンの能力だと言われている。そう学院でも習った。
だが“ここ”は、マジシャンの能力など欠片も働いていない。そう、何処かまるで鬼とヴァンパイアを掛け合わせたように思わせる。

「いったいルキリアは僕に何をさせたいんだ?」

先ほどのルキリアとのテレパシーでの会話...彼女は緋友にひとつの頼み事をした。
どうか、緋友の持つその能力でルキアを守ってほしいと...。



















遥か昔、この星を支配していた魔王がいた。

力が強く頭も良い魔王が、魔族達が...自分達より力の劣る人間達を支配し、美味しく喰していた時代。


この、最初の星の物語を語れる者は

今では歪んだ存在として生きる事を許された

極々一部の歴代女王しかいない。



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