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ルキアはヴァイスのため、皆のために女王となる事を選んだ。

ルキアがこの星の初代闇の女王になったことで星は安定する。

犠は星の意思に心を蝕まれる...。

ヴァイスが守ってくれているとはいえ、自分の心を蝕まれているのは分かる。





そして、数千年と生きる魔王が愛した人間の少女は...

やがてその生涯を終える。



心を蝕まれながら、星の意思の中で生き続けたヴァイスは...

いつしか自我を失い、最愛のルキアを呼び続ける事になる。



それはいつしか忘れ去られた、遥か遠い恋物語。

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