「‥‥‥てことがあったのに結局『ごめん』って酷くない?ここまできたらめでたくハッピーエンドじゃない普通?!」
「はあ‥まあ、そうですね‥‥」
「おい鳴、その辺にしとけ。なまえさん帰っちまうぞ」
「ええ?!なんでなまえさんいっつも先帰ろうとすんの?!樹、続きはまた次話すから!!!じゃ!カルロありがと!!」
「あっいた!なまえさん!!」
「うわっ、鳴くん」
「うわって何さ!」
「‥長話してたんじゃなかったの?」
終わったし!と頬を膨らませると、なまえさんが子供っぽいと言いながら笑った。楽しそうに俺の頬を突いて遊ぶものだから、思わずその手を取る。
「置いてかないでよ。待っててくれるんでしょ?」
「‥‥!」
なまえさんはバツの悪そうな顔をしながら、「まあ、一応?」なんて誤魔化そうとする。昨日しつこく話しながら帰ったおかげで、こういう時は否定してないって分かってきた。多分。
「なまえさん、俺のこと嫌いじゃないんでしょ」
「‥‥‥嫌いじゃあ、ないよ」
「今はそれでいいよ」
でも、と精一杯のかっこいい顔でなまえさんの目を見つめる。ねえ、今ドキドキしてる?
「俺絶っっ対なまえさんに好きって言わせるから!覚悟しといてよね!」
俺はしてるよ。目の前で後輩のキメ顔を爆笑する、全っ然思い通りにいかない、俺の大好きななまえさんにさ!
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