「ミーはオーナーのこと大好きネ!」

「ありがとうトップジョイ!」

じゃれ合うことが日常的に行われるトップジョイ。今日はオーナーのルリーを抱き上げたり、お昼寝をしたりしている。

あまりにも目を刺激するお昼の光に、ああバイザーがあってよかったネ!などと考えていた。

「オーナーの髪はとってもキュートだと思うネ!オーナー好き!」

「なんだか今日はそればっかり。トップジョイ変よ」

「そ、そんなことないネ!」

実を言うと変なのだ。
トップジョイは変だ。今まで、オーナーだけではなく、どんな人にも好きだと言ってきた。そんなトップジョイに変なことがおきている。

「カオちゃん!」

「!」

今しがたシルバーキャッスルにやってきたカオ、彼女がトップジョイの"変"の原因だ。

カオはルリーの知り合いで、オイルショップの店員さんである。
普段は別の人が注文を取りに来ていたのだが、いつもの人のギックリ腰により代理で来るようになったのだ。

「ごめんねいつも。うちもオイル在庫くらい、コンピュータで管理できたらいいんだけど」

「いえいえそんな。うちも飲んでくれてる本人たちを見られると嬉しいですから」

「それならもうここにいるトップジョイなんて、おいしいおいしいってそりゃあ喜んで飲んでくれるわよ」

「オ、オーナー!」

食いしん坊だと思われたらどうするネ!とトップジョイはオーナーの口を抑える。

チラリとトップジョイはカオを見た。すると目が合ってしまったものだから、慌てて目をそらす。

「オイル気に入ってくれてるんですね」

「そ、そうネ…ミーはカオさんのところのオイル、す…」

好き。と言いたいトップジョイだが、なぜだか言い出せず。

珍しくモジモジとするトップジョイに、ルリーは、ハハーンと怪しい笑みを浮かべる。

「トップジョイはオイルより、カオちゃんの方が好きだったりしてー!」

「オーナー!!」

つい声を張り上げてしまうトップジョイ と、ニコニコとするルリーの仲睦まじい様子を見守るカオ。

「いいなあ仲が良くて」

「あ!なんならトップジョイの一人や二人あげるわよ!」

「オーナー酷いヨ!で、でも、カオさんのところ、あ、遊びに行きたいネ…」

「ほらやっぱり好きなんだー!」

「オーナー!!!」