「毎朝フットにお味噌汁を作りたいです!」

「俺が飲むのはオイルだけだぞ」

あからさまにショックを受けた顔をしたカオに不安しか感じなかったフット。

大当たりである。
カオはオリジナルのオイルを作ろうと試行錯誤を繰り返し、オイルの味見をしすぎて入院した。

オイルは本来、人間が食べるものではないことは明らかである。

「身体壊しちゃった」

「あたりめーだ」

とある病院のベッドに横になったカオと、見舞いに来たゴールドフット。


「フットにおいしいゴハンあげたかったんだけどな」

「あのなあ…」

「ごめんね」

ため息をついた後、フットはカオの顔を見て言った。

「お前からもらったならなんでもうめえんだよ」

ふと出た言葉に、フットは自分で驚いた。もっと驚いたのはカオである。

フットがデレた!と。
嬉しい気持ちに走り回りたい衝動に駆られる中、カオは自身の顔が熱くなってゆくのがわかった。

フットもフットで、自分の言葉にオイルを沸騰させていた。

「フット」

「な、なんだよ」

「恥ずかしいから帰って」

なんでだよ!とフットは喚きながら布団をかぶったカオを揺さぶった。