「まあ赤琉ちゃま。お元気そうでなにより」
「な、……七海っ!?」
「しー。あの人たちに気づかれてしまいますよ。今は偵察中なのでしょう?」
「な、なんで、どうして七海さまが、何しにこんなところまでいらしたのです……!?」
「そんなの、赤琉ちゃまを連れ戻すために決まってるでしょーが!そんなこと言わせないでください。七海は寂しかったのですよ。帰ってきたと思ったらすぐにまた出て行っちゃうんだから。ほら、家出するのはやめて、共に鬼倭島へ帰りましょ?」
「い、家出なんかじゃありません!だからって、単身で煌帝国まで乗り込むことないでしょうに!」
「赤琉ちゃまに言われたくないな〜」
「まあまあ落ち着いて。もう一つ、仕事のためでもあるのですよ。殿の命によりここの第四皇子に書簡を届けに参ったのです」
「それが本当の目的なのですね……?」
「違いますよー!こんなのついでに決まってます!」
「煌帝国の皇子にいったい何の用で……?」
「殿から聞きましたよ〜。というか、シンドバッド王の話を言伝で聞いたというのが正しいのですが。赤琉ちゃまが眷属になったもう一人の人物は、ここの第四皇子だそうですね」
「……やはりシンドバッド王はご存知でしたか。タケル様にもすぐに話がいくと思っておりました」
当然父上にも伝わっているのだろうな。
「それで、書簡の内容というのは?」
「赤琉ちゃまを返せ!と言いに行くのです」
「え!?」
「というのは冗談で……いえ冗談でもありませんけれど!第四皇子が建て直そうとしている新生煌帝国を、七海連合に勧誘する旨の提案書なんですよ。これは」
「どうして鬼倭国がそんな重大な案件を任されたのですか……!?シンドバッド王さまが直接使いを送れば済むことなのに……それをわざわざ鬼倭のような田舎国に言伝を介すなど……」
「そんなの簡単でしょう。今第四皇子のおそばにいるのが、他でもない赤琉ちゃまだからですよ」
「わたくしの意思など関係なく、殿は国家元首として正式に、煌帝国からあなたを取り返すおつもりなのですよ。だから殿はにっくきシンドバッド王からの依頼を快く引き受けたのです」
「このお方が練白龍皇子ですか?うーん、へえ〜、でも赤琉ちゃまにはもっとふさわしい殿方が他にいると思いますけどね!」
「ちょっと!七海さま、口を慎みなさいませ!ここは煌帝国なのですよ!お優しいタケル様とのお戯れのようにはいきませぬ!」
「殿にこんな態度とるわけないですよ!」
「赤琉殿のお知り合いのようですが、あなたは鬼倭国からの使者でしょうか?」
「仰る通りでございます。此度は我が主よりお伝えしたいことがあって参りました」
よかった、やるべき時はちゃんとやる子で。
「」
「な、……七海っ!?」
「しー。あの人たちに気づかれてしまいますよ。今は偵察中なのでしょう?」
「な、なんで、どうして七海さまが、何しにこんなところまでいらしたのです……!?」
「そんなの、赤琉ちゃまを連れ戻すために決まってるでしょーが!そんなこと言わせないでください。七海は寂しかったのですよ。帰ってきたと思ったらすぐにまた出て行っちゃうんだから。ほら、家出するのはやめて、共に鬼倭島へ帰りましょ?」
「い、家出なんかじゃありません!だからって、単身で煌帝国まで乗り込むことないでしょうに!」
「赤琉ちゃまに言われたくないな〜」
「まあまあ落ち着いて。もう一つ、仕事のためでもあるのですよ。殿の命によりここの第四皇子に書簡を届けに参ったのです」
「それが本当の目的なのですね……?」
「違いますよー!こんなのついでに決まってます!」
「煌帝国の皇子にいったい何の用で……?」
「殿から聞きましたよ〜。というか、シンドバッド王の話を言伝で聞いたというのが正しいのですが。赤琉ちゃまが眷属になったもう一人の人物は、ここの第四皇子だそうですね」
「……やはりシンドバッド王はご存知でしたか。タケル様にもすぐに話がいくと思っておりました」
当然父上にも伝わっているのだろうな。
「それで、書簡の内容というのは?」
「赤琉ちゃまを返せ!と言いに行くのです」
「え!?」
「というのは冗談で……いえ冗談でもありませんけれど!第四皇子が建て直そうとしている新生煌帝国を、七海連合に勧誘する旨の提案書なんですよ。これは」
「どうして鬼倭国がそんな重大な案件を任されたのですか……!?シンドバッド王さまが直接使いを送れば済むことなのに……それをわざわざ鬼倭のような田舎国に言伝を介すなど……」
「そんなの簡単でしょう。今第四皇子のおそばにいるのが、他でもない赤琉ちゃまだからですよ」
「わたくしの意思など関係なく、殿は国家元首として正式に、煌帝国からあなたを取り返すおつもりなのですよ。だから殿はにっくきシンドバッド王からの依頼を快く引き受けたのです」
「このお方が練白龍皇子ですか?うーん、へえ〜、でも赤琉ちゃまにはもっとふさわしい殿方が他にいると思いますけどね!」
「ちょっと!七海さま、口を慎みなさいませ!ここは煌帝国なのですよ!お優しいタケル様とのお戯れのようにはいきませぬ!」
「殿にこんな態度とるわけないですよ!」
「赤琉殿のお知り合いのようですが、あなたは鬼倭国からの使者でしょうか?」
「仰る通りでございます。此度は我が主よりお伝えしたいことがあって参りました」
よかった、やるべき時はちゃんとやる子で。
「」