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今年ハマったドラマの話

久々にカントリーマアム買ったけど、やっぱめちゃくちゃ美味しい。バクバク食べてる瀬尾です。

今年ハマったドラマの話っていっても、ここ数年でドラマなんて1つしか観てないので、必然的にそのドラマの話になります。


『純愛ディソナンス』
先生と生徒の恋愛ものということで、私がチェックしてたのは当然の成り行きだったんですけど、恋愛要素もサスペンス要素もめっちゃ面白かったですね〜。
特に、第1部の高校編が良かった。先生が学校やめることになって、冴ちゃんが必死に走って、音楽室で先生からのメッセージを見つけたあのシーン…。音楽もあいまってぽろぽろ泣きました。

冴ちゃんのお母さんは完全に毒親で、新田先生が職員室で「娘を解放してやれ!」って叫ぶシーンがすごく好き。そんなことされたら、新田先生のことをもっと好きになるしかないじゃないですか。
先生と生徒ものって難しくて、根本的に許されない恋愛だからこそ、視聴者に「こんなことされたら・言われたら、相手を好きになるしかないよな」って思わせるエピソードを作っていかなきゃならないから大変ですよね。

小説『鹿男あをによし』は恋愛ものではないですけど、イトちゃんが最終的に先生を好きになっていることがほんのり匂わされます。そこに至るまでに、「そりゃ好きになるよな!! だって先生めっちゃいい人だもん!」って頷けるだけのエピソードがたくさん積み重なってるので、構成がうめぇ…っていつも思います。(鹿男好きすぎて毎年読み返してるマン)
鹿男いいですよー、本当に。ラストの甘酸っぱさがたまらないですよ。

それでいうと、古いドラマですけど『高校教師』もいいよね。婚約者につまらないと言われたペンギンの話を、繭ちゃんは「聞きたい」って言ってくれる。そんなんめちゃくちゃ可愛いに決まってるし、疲れた大人は救われますよ。
『高校教師』は20代になってから初めて観たんですけど、先生と繭ちゃんが旅先で身体を重ねるシーンは年甲斐もなくドキドキしてしまった。めちゃくちゃ綺麗で全然いやらしさがなくて、ふたりの気持ちの持っていき方がすごく自然で。濡れ場に感動して泣いたのって、今のところこの作品だけです。

めっちゃ話それたー。純愛ディソナンスの話をしましょう。
第2部も面白かったんだけど、第1部よりは熱が冷めたかな。だんだん冴ちゃんにイライラしてしまって。笑 先生を忘れるって決めたなら、もうちょいそれを貫き通してほしかったですね。小説まで書いたんだから。

小説『ナラタージュ』だと、泉が葉山先生を忘れるって決めて、しばらく小野くんと付き合うじゃないですか。で、結局葉山先生のところへ戻るんですけど、戻るに値する理由の書き方がうまくて、読者も共感・納得しちゃうんですよね。(小野くんへの信頼の低下と、柚子ちゃんの自死っていうエピソード)

あと、冴ちゃんと母親の関係もあんまり共感できなかったかな〜。
もし私が冴ちゃんだったら、冴ママのことは一生許せないと思う。家族であろうと、切っていい縁だと思うのです。
でも冴ちゃんは、親を突き放さないことを選んだんですよねー。そのために先生を手放してまで。
私は、先生を捨てるほどの価値がその親にあるんか? ってちょっと思っちゃいましたね…。

冴ちゃんが先生に言った、「私たちって親のことで傷を舐めあってた」というセリフも悲しかった。正直このセリフで、ドラマを観るモチベが低下しました…。まあ冴ちゃんは、先生を突き放すためにそういう言い方をせざるを得なかったのかもですけど。
私はお互いに救われあっている2人の関係性に尊さを感じていたので、それを当の本人に「傷の舐め合い」と言われてしまい非常にショックでした。まー間違ってはいないんだけどさ。

話長くなっちゃった。ネガティブな意見もちょっと書いてしまったけど、そもそも私がドラマにハマることなんて滅多にないので、本当に面白いドラマであったことに間違いありません! 普段ドラマ全く観ないし。

次のブログでは、今年ハマった小説について語ります。


2022/12/08 語り 
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